わからなかったら聞き返す
劇場の案内係はusher(アシャー)と言います |
■こうすればうまくいく!
ユミ:Excuse me. Do you have two tickets for tomorrow?
(イクスキューズミ。ドゥユハヴトゥティケツファトゥマロウ/すみません、明日のチケット2枚ありますか)
係員:Matinee or evening?
(マタネイオアイーヴニング/昼の部ですか、夜の部ですか)
ユミ:Sorry? What does that mean?
(ソーリ?ワダズザトミーン/すみません、どういう意味ですか)
係員:Two o'clock or eight o'clock?
(2時ですか、8時ですか)
ジュン:Eight o'clock.
(8時です)
係員:Orchestra, mezzanine or balcony?
(オーカストラ、メザニーン、オアバルカニ/1階席、2階席、それともバルコニーですか)
ジュン:Uh ... could we see the seating chart?
(アー…クドゥイーシーザシーティンチャート/あの、座席表を見せていただけますか)
■ここがポイント!
Matinee or evening?という言い方がわからなかったとき、ユミさんはSorry?(すみません)と聞き返しています。また、What does that mean?と尋ねているので、これで係員は、ユミさんたちがmatineeといった語を知らないことに気づき、Two o'clock or eight o'clock?と、時間で言い換えてくれたわけです。
Orchestra, mezzanine or balcony?と尋ねられたときは、Uh ... could we see the seating chart?と切り返しています。seating chartとは、劇場の「座席表」のこと。これを指差しながらWe'll take these seats.(この席にします)のように言えば、使い慣れない言葉にわずらわされずに済みますね。
さて、今回はブロードウェイの例でしたが、アメリカではアジア系の住民も多いので、外見だけで判断して「旅行者だからわかりやすく話してあげよう」なんて気配りをしてくれることはありません。わからないことははっきりI don't understand.(わかりません)と言ってしまいましょう。旅行者だということに気づいてもらえれば、ひょっとして相手も、普段地元の人にはしない説明をしてくれるかもしれないのです。
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