ヘルシーなおみやげ選びはbioラベルで!
ところで、フランスではどのような形でproduits bioが売られているのでしょうか?農家からの直接購入、専門店、最近では、スーパーなどでも気軽に購入可能ですし、
boutiques en ligne(オンラインショップ)での取り扱いも多くなってきているようです。
比較的簡単に手に入りますのでご旅行などでフランスに行かれ是非produits bioを購入したいと思ってらっしゃる方は、右の写真にある
la marque AB(ABのラベル)を覚えておかれるといいでしょう。
bio製品のラベルは種類もいくつかあるのですが、写真でご覧になれる緑と白のものは
label français(フランスのラベル)で
AB(アベ)のロゴで知られているもの。ABとは、もちろんAgriculture Biologiqueの頭文字。ministère de l'agriculture françaisのお墨つきです。
ヘルシーフランス語をマスターしよう!
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イタリア料理で知られているラビオリ |
記事内でもbio関係のフランス語はいくつかご紹介していますが、最後に覚えておくと便利なフランス語語彙集を解説付きでお届けしておきましょう。
bio(ビオ):前ページの定義ではnom(名詞)としてご紹介しましたが、aliments bio(アリマン ビオ/bio食品)、cosmétique bio(コスメティック ビオ/bioコスメ)、vin bio(ヴァン ビオ/bioワイン)のようにadjectif(形容詞)的に用いられることが多いようです。
OGM(オージェーエム):記事中にでてきたorganismes génétiquement modifiés(遺伝子組替え作物)の略。ただし、maïs transgénique(マイス トランスジェニック/遺伝子組替えトウモロコシ)のように形容詞としては、transgéniqueが使用されます。
mal bouffe(マル ブッフ)、nourriture industrielle(ヌリチュール アンデュストゥリエル):直訳はそれぞれ「mal=悪、bouffe=食べ物」、「nourriture=食品、industrielle=工場生産の/産業の」という意味。いわゆる「ジャンクフード」の意味で使用されます。
Guen Maï(ゲンマイ):その音から日本人ならすぐに「玄米」を連想しますが、通常「玄米」はriz complet(リ コンプレ/完全な米)あるいはriz brun(リ ブラン/茶色の米)などと説明されているようです。このGuen Maïは Saint-Germain-des-Prés(サンジェルマン デ プレ) にあるmacrobiotique(マクロビオティック)レストランの店名として知られています。
viande clonée(ヴィアンド クロネ):アメリカの食品医薬品局がその安全性を認めたことで世界中のニュースとなった「クローン肉」。animaux clonés(アニモ クロネ/クローン動物)のように「クローン」を形容詞的につけたい場合にはcloné(クロネ)を変化させて使用します。
raviolis(ラビオリ):最近問題となった中国餃子事件から。メディアによっては「des gyozas」という語をそのまま用いているところもありましたが、raviolis surgelés et fabriqués en Chine(中国で生産された冷凍ラビオリ)、raviolis chinois contenant de l'insecticide(殺虫剤を含んだ中国のラビオリ)という形で説明されていました。ちなみに、substances toxiquesとは有毒物質のこと。中毒はintoxication(アントクスィカスィオン)、動詞intoxiquer(アントクスィケ)、反対語のdésintoxiquer(デザントクスィケ)も併せて覚えておくといいですね。
【引用・参考サイト】
MEDIA DICO
Ministère de l'Agriculture
CSA
【画像協力サイト】
ファシエンス France Blog