第一回目は、食卓のナプキン使い。ああ、そうか。こんな方法でもまったく問題ないんだよね、と目からウロコだったママンのナプキンの知恵をお届けします。
・・・INDEX・・・■ お茶がこぼれたら何で拭く? ■ 「ちょいユル」でおしゃれなマイナプキンのススメ
お茶がこぼれたら何で拭く?
こんな風景はもう今はないの? |
「たとえば床にお茶をこぼしちゃった! なんていう時、あなたの家では何で拭きますか?」
実は私は、各家庭でどんなぞうきんを使っているかは千差万別、ということを話したかったのです。買ってきたぞうきん? 縫ったぞうきん? タオル? 正解はないよね。それって、子どものころから親がやってきたことを見聞きしてきた中で得てきた情報なんですよね、と。家事ってそういう経験値の積み重ねだから、なかなか効率の悪さに気付きにくいんです。そんなお話の導入にするつもりでした。
でも、そのときに戻ってきた答えはまったく別のものでした。ほとんどの人が「ティッシュ」と答えました。「ティッシュならすぐそばにあるし」「食事中もほとんどティッシュで拭いています」「子どももすごくたくさん使いますねー」。家族みんなが使うティッシュの量はかなりのものになるようで、消費量はとても多いという人が多数でした。
みなさんのおうちでも、ティッシュが食事中の常連さんですか?
私は、これは悪しき習慣だと思っています。これだけくらしのエコに意識を持つ人が増えてきているのに、子どもたちに何枚もティッシュを使ってこぼした食事や口を拭くことを、あたりまえのように教えていいのかな。何より資源の無駄遣いだし、もったいない。それって、なんだかかっこ悪くない? って私は思うのです。
わが家では、食事時にはおしぼりを置くという方法で、ティッシュの無駄遣いを防いできました。ふきんや台ふきんの使い方にもいろいろ工夫をしてきました。でも、家族が多い家では家族分のおしぼりを用意していると、それだけ洗濯物も増えて手間がかかります。そんなジレンマを解決してくれるのが、ママンのちょいユルマイナプキン。
次のページでは、フランスの昔ながらの合理的な習慣、マイナプキンについてお話します。こんな「ちょいユル」な感じが、暮らしも地球も気持ちよくしてくれるのではないかな、と私は思うのです。
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