究極のエコは「家事を減らすこと」
現代人は過度の衛生概念から洗濯頻度が増えてしまっています。 |
でもね、とガイドは思います。過度の清潔好きは、裏を返せば「外から入ってくる異質なものを暮らしから排除する」という発想につながります。汚れたもの、におうものを追い出そうと必死にそうじや洗濯をしたり、家の中に雑菌や悪いばい菌が住んでいると考えて、洗って、殺菌する作業を繰り返す中で、私たちは同時に「異質なものを取り除く」こころの仕事もしていることになってしまわないのかな? そして、それを子どもたちに伝えてしまっていないかな? と思うのです。
ちょっとしたマナー違反、ルール違反に神経質になってしまったり、仲間はずれやいじめを生み出してしまうこころを、そんな暮らしの仕事で作ってしまいたくないな。そんな風に思います。
そうじのしすぎも、洗濯のしすぎも、水や電気を使うだけでなく、多くの排水をわが家の排水口から流すことにつながります。栄養バランスを考えて…とお料理に頑張っても、作りすぎは光熱費の無駄になり、残飯も生み出します。
エコのための暮らしの工夫をあれこれ頑張るのも大切だけれど、しすぎてしまっている家事がないか、ちょっと立ち止まって考える。
そして、暮らしの境界線をゆるやかに持って、神経質になりすぎずにほどほどにゆったりと暮らす。究極のエコは、「家事をしすぎないことだよね」って思える心のゆとりも、大切!
たったこれだけで洗濯物の量が4分の1に!
バスタオルをサイズダウンする。それも立派な、エコ |
たとえばわが家のハンドタオルは、これまで使っていたバスタオルの4分の1の大きさです。1人1枚、これだけあれば風呂上りには十分。毎回洗いたてのタオルを使っても、洗濯量は確実に減って、干す場所もセーブできてラクチンにもつながります。たったこれだけのことでも、いいんです。暮らしの中でどれだけの資源を使っているかを考えて、資源をたくさん使ってしまうことはなるべく避ける。結果、家事が減る。ね、そう考えると、とってもいいでしょ?
ほかにも、ガイドが考える「エコをしたら家事が減っちゃった」アイデアを以下にいろいろ集めてみましたので、ぜひ試してみてくださいね!
ゆるゆると、いい塩梅に適当に暮らすほうが、エコであるだけでなく、まわりにある多様なものを受け入れやすいこころを作る。そんな「みんな違って、みんないい」と思えるこころのありかに、本当のエコが宿るような気がしているガイドなのでした。
<家事が減ってエコになる! ガイドのエコアイデア記事はこちら>
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