共働き家庭の家計簿つけ方10のコツ
これまで家計簿がうまくつけられなかったという方。共働き家庭の家計簿は、こんな方法でつけていくのがうまくいくコツです。
1、パソコンソフトを使う
2、大雑把につける
3、空いた時間にまとめてつける
4、一年間だけつける
5、夫婦でデータを共有する
共働き家庭なら、それにあった家計簿のつけ方のポイントがあります。 |
家計費の配分は、夫婦によってルールが違いますが、それぞれの給与や社会保険、経費などの入力は各自ができるように、Web上でデータを共有できるソフトを使うのも手です。そのためにも収入源が複数設定できるソフトを選ぶのも大切です。
こうした家計簿を、大雑把でいいので1年つけてみましょう。一年やってみるのは、季節による光熱費等の変移や、お正月や夏休みなどの時期のお金の動きを確認するためです。そのうえで一年後に以下の作業をしてみましょう。
6、一年分の集計をグラフ表示させて、家計費の配分をつかむ。
7、思いがけない無駄遣いを探し、そこだけに「節約」の意識を持つ。
8、保険、ローンの家計内の割合を把握して、有利な乗換えを検討する。
9、貯蓄を算出して、総財産を把握し運用を考える。
10、向こう3年間程度の家計予算を立てて夫婦で共有する。
2の「思いがけない無駄遣い」とは、たとえばタクシー代が多すぎないか。携帯料金を使いすぎていないか、電気代が急に増えていないかなど。忙しい人はお金で時間を買うという側面もあるので切り詰めすぎはNG。本や映画など知識や文化にかけるお金、家事代行や設備投資などのお金を切り捨てない配慮も大事です。
書店などで手に入る女性向け、主婦向けの家計簿は、その項目とデザインの仕様からどうしても食費などの日々の出納に関心が向くように作られています。こうしたミクロの視点では、家計全体の配分になかなか目が行き届きません。
大根1本やティッシュ1箱の価格への関心より、上記の8,9の項目にあたるグロスの大きな出費の経費を抑え、どれだけ効率よく運用するかという視点を持つことが大切。その上で家計予算をある程度立てて夫婦で共有することで、お金の流れを透明にし、家計の大きな動きをしっかり抑えていきましょう。こうした作業をすることで、夫婦の共通認識が生まれていきます。
家計の全体をつかみ、その後のある程度の青写真が作れたら、日々のレシート入力などはもう継続しなくてもOK。しばらく経って暮らしの流れが変わったなと感じたら、今度は数ヶ月大雑把につけてみれば、だいたいのお金の流れがわかるようになっていきます。
次のページではこうした家計管理にオススメの家計簿ソフトのご紹介をしていきましょう。