電子レンジに使えないラップ?!
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「共働きの家事」ではこれまでに、Vol.1『調理が早くなる!電子レンジ活用術』、Vol.2『電子レンジの加熱ムラをなくす』、Vol.3『電子レンジの裏ワザ集』、Vol.4『電子レンジの下ごしらえマジック』をお届けしています。
シリーズvol.5は「ラップ」。電子レンジクッキングのときに、使ったほうがよいとき悪いときや、使わないほうがよいラップのことをチェックしておきましょう。
ラップを使うとき、使わないとき
電子レンジでラップは大活躍。茹でたり、蒸したりするときにはラップを使うと効果的です。ただし、汁物や煮物など、しっかり味付けされたものは、かけたラップの端をすこし開けてスタートします。そうしないと、中の温度が上がりすぎてラップが破裂してしまうことも!また、揚げ物や焼き物などはラップをせずに加熱したほうが、しあがりがサクサク、パリっとなります。また、シチューなどトロみのあるものも、ブクブクふきこぼれてしまいやすいので、ラップをかけず短めに加熱します。
ラップ入りお料理!?
電子レンジで温めたりクッキングをしたりすると、特に油や砂糖をふくむ場合は、食材の温度がとても高くなります。このときピッチリとラップして電子レンジにかけると、ラップが破れたり、ひどいときには溶けてしまったりすることがあります。ラップ入りのお料理なんて食べたくありませんよネ。
レンジには耐熱温度140度以上のラップを!
ラップにも様々な素材があって、下の表のように素材によって耐熱温度がちがいます。電子レンジに使うラップは耐熱温度140度以上のものが望ましいといわれているので、油を使ったものなどを加熱するときにはご注意を。
ラップの包装箱のウラにはかならず、素材や耐熱温度が表示されているので、買うときにはチェックしてみましょう!最近は、電子レンジ向きにつくられた製品もありますヨ。
ラップの素材 | 耐熱温度 |
ポリ塩化ビ二リデン | 140度 |
ポリエチレン | 110度 |
ポリ塩化ビニル | 130度 |
ラップは使い分けがいいみたい
耐熱温度のことだけを考えれば、レンジ向きのを選ぶのが一番のようですが、素材によって「冷蔵庫で長持ちしやすい」「環境にやさしい」など特徴があるので、ラップにこだわってみるのも、おもしろいですね!家事の時間をカットできるワザはどんどんとりいれたいけれど、安心なことがいちばん大事。かしこく効率アップしてまいりましょう!
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