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忙しい暮らしがひと手間で充実するアイディア 秋の夜を満たすキャンドルの魅力

過ごしやすい秋の長い夜には、夏のつかれや日々のつかれをいやす、ちょっとした演出を考えてみるのも楽しいもの。灯すだけで心もあたたかくなるキャンドルなら多忙なご家庭でも取り入れやすいですよネ。

執筆者:毎田 祥子


秋の夜長はキャンドルで・・

ふたりキャンドル
ニューヨーク土産にと友人からいただいたもの。恋人たちがよりそうような姿が素敵です。
秋風が過ごしやすい夜をはこんできてくれました。秋の長い夜には、夏のつかれや日々のつかれをいやす、ちょっとした演出を考えてみたくなります。

そこで、灯すだけで心もあたたかくなるキャンドル。冬のイメージが強かったキャンドルも、このごろは四季おりおりに楽しむ方がふえ、お洒落なキャンドルがあちこちの雑貨やさんで見られるようになりました。忙しい方の暮らしにもとりいれやすいですね。


キャンドルのゆらぎが疲れをいやす

" 1/f ゆらぎ" なんていう言葉が一時期はやりました。人間がいちばん安らぎを感じる波長のことです。キャンドルの炎から人は、その"ゆらぎ"を感じるのだそうです。

キャンドルにかぎらず、暖炉やキャンプなどで、ゆれる炎をぼぅっとみていてなんだか気持ちが落ちついた経験は、だれにでもありそうですね。


神話の時代から愛されている蝋燭

あやめ
日本の絵ろうそくは欧米に多く輸出された時期も。先祖を想って灯すものですが、飾っておきたいくらい綺麗。ハゼの木蝋で芯は和紙。
ろうそくの「ロウ(蝋)」は、古くギリシャ神話にも登場します。太陽へむかって飛んでいくうちに溶けてしまった"イカロスの翼"は、「ロウ」でできていました。

このようにローマやエジプトですでに使われていた「ロウ」は、実は、ミツバチの巣からとりだした「蜜蝋(ミツロウ)」とよばれるもの。現代でもつかわれています。ちょっとおどろきですネ。

その後、世界じゅうで使われるようになったロウソク。今ではその主な材料は、綺麗な色や形ができる石油から作られるロウが主流で、そのほか、ほんのり甘い香りのするミツロウや、日本で昔から使われてきたハゼの木の蝋など。好きな素材のものを見つけてみるのも楽しいですネ。



さて、次ページではキャンドルづかいの第一歩について・・・>>次ページ
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