「栄養士」がフリーランスで活躍するための講座や「食育コミュニケーター」資格の講師も務める「離乳食・幼児食」ガイドの川口由美子さん |
川口さんは、1996年に栄養士、管理栄養士を取得、さらに2000年にフードコーディネーター3級を取得されました。今、注目されている「食育」の分野では日本食育コミュニケーション協会による「食育コミュニケーター」という資格の講師もされています。
それでは、インタビューのスタートです。
「管理栄養士」資格取得は食の将来性への期待から
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そもそも「管理栄養士」になろうと思ったきっかけは何だったのですか?
川口さん:
高校で進路を決める時、とにかく何か資格が欲しいと思いました。私は大学に入るまでほとんど料理はできませんでした。でも管理栄養士を目指したのは、「食」は永遠に廃れることがないと思ったのと、将来主婦になっても家で料理をする上で経験が活かせると思ったからです。
資格取得後に挑んだキャリア
ガイド:資格取得後、どのような仕事、活動をされましたか?
川口さん:
ひとことで「管理栄養士」と言っても実はいろいろジャンルがあります。私はどうしても「商品開発」がしたいと思っていました。しかもなるべく自然に近く、添加物が少ないものを作りたかったので、「ベビーフードの開発」にしぼって就職活動をしました。今思うと、とても狭き門でしたが、私にはそれしかありませんでした。
そして念願のピジョン株式会社でベビーフードの開発に携わりました。お母さんのこと、赤ちゃんのことを常に考え安全で安心な商品を開発するのは大変なことも多くありましたが楽しい仕事でした。現在は、今までの経験を活かし、離乳食・幼児食・子どもへの食育を中心に執筆活動や、講習会をしています。
他には成人向けの特定保健指導や栄養士向けのキャリアアップセミナーの講師、食育コミュニケーター養成講座講師などもしています。