"料理で人を喜ばせること"が好きな人に向く資格「フードコーディネーター」
「食」の大切さを知り、かつ楽しい食卓を演出するフードコーディネーター。その資格を得るための知識には、日々の生活にも役立つヒントがいっぱい。
また、「食」は一生ついてまわるものだから、常に「食」を意識して生活を送っていれば、すべてがプラスになる資格。一般的な食事のみならず、子どもに携われば離乳食や幼児食、介護に携われば老人食や介護食など、人生のいろいろな場面においても「経験」がいきる資格です。
フードコーディネーターになるためには?
フードコーディネーター資格には、日本フードコーディネーター協会が実施する認定試験があります。フードコーディネーターとして、この資格がなければ仕事ができないわけではありませんが、意志と知識を証明する手段となり、フードコーディネーターへの足がかりとなります。フードコーディネーターの資格認定制度は1998年にスタート。認定試験は基本知識の習得を図る3級と、プロへの登竜門となるレベルが問われる2級、フード業界でプロとして活動できるレベルの1級の3段階があり、それぞれ年に1回実施されています。
3級合格者は25,900人(内 資格取得者 約21,800人)を突破し、2級合格者は1,200人(内 資格取得者 約1,180人)以上に、1級合格者は38人(内 資格取得者 38人)となっています。(2015年3月現在)
★参考サイト 日本フードコーディネーター協会
実際にどのような知識が必要なのでしょうか?
「食」に関する情報はつきることがなく、フードコーディネーターとして得るべき知識は無限といえます。実際に現場での経験からしか得ることのできない知識もあります。しかしながら、「これだけは知っておきたい知識」という基本的な要素、それがフードコーディネーター資格認定試験3級で問われる知識です。まずは、フードコーディネーター3級認定試験における公式テキスト「新版フードコーディネーター教本」の内容をみてみましょう。食文化、食品・食材、調理器具、栄養、食器洗剤の知識やテーブルマナー、テーブルコーディネートまで、日常生活で知っておきたい知識から、フードマネジメントやメニュープランニング、企画など資格のビジネスへの活かし方までが幅広く網羅されています。
フードコーディネーター資格認定試験3級は、「食」に高い関心があれば、独学でも十分合格できる内容です。しかしながら、その内容は幅広く、ポイントを抑えて勉強したい場合、また不安な場合は、日本フードコーディネーター協会が実施する講習会へ参加するとよいでしょう。