自分の人生にもっともふさわしい「たった1つ」は何か? |
あなたの「たった1つ」とは?
いかがでしたか? 答えはすぐに見つかりましたか?
ちなみにガイドだったら、「4 グラス」は「耐熱ガラス製のオスログラス」、「9 写真」は「いつも飾っている、子供たちが小さい頃の写真」です。
「1 靴」なら「黒革のスニーカー」なのですが、持っていません。それは、「最悪、黒革のスニーカー1足あれば足りるけれど、今は限定されていないので、その1足に集約される機能(快適性・安全性・TPO)を、現在手持ちの靴に分散させているから」。もし、1足しか持てないなら、すべてを捨ててそれを手に入れるでしょう。
ガイドが「黒革のスニーカー」を選ぶ理由は、
「それ1足しか持てないなら、安全で疲れないものがいい。黒で革なら、よく手入れして、ある程度フォーマルな場面でも何とかなる」
この「理由」こそ、Q2の答えでもあり、それ以外の要素(ファッション性など)は、ガイドの人生からは切り捨てても差し支えないものなのです。
「答え」が出る人、出ない人
上で出たそれぞれの「答え」とは、あなたの「暮らしの核」になるものです。
そして、その答えの「理由」が、あなたが暮らしに求める「いちばん大切にしたいもの」です。
服や靴といった社会的制約のある服飾品は、1つに限定することが難しいものですが、それをあえて考えることが、シンプルライフのトレーニングにもなります。
すべての答えが即答できた人は、すでにかなりスッキリした暮らしをしている方だと思います。もし、そうでなくても、次のお休みにちょっと時間を作れば、割合すぐに片づいてしまうタイプです。
しかし、中には9種類の「モノ」が思いつかず、答えが書けなかった人もいるかもしれません。
「たった1つ」探しを始めよう
もし、手持ちの中に、「残したいたった1つ」があったら、それをうんと大切にしましょう。「うんと大切にする」とは、「毎日のように楽しんで使う」ことです。「使わずにとっておく」ことではありません。
そして、「たった1つ」がわからなかった人は、いまからそれを探しましょう。時間もお金も、たっぷりかけましょう。それだけの価値があるからです。
そして、「選んだ理由」がわからなかった人は、時間をかけてそれを考えましょう。
コレさえあれば大丈夫!
「自分にとってのたった1つ」を知っておくことは大切です。ほかの何がなくなっても、それさえあれば何とかなる、それだけは大切にしたい、と思えるモノがあれば、余計なモノは次第にいらなくなるからです。
逆に、「たった1つ」があいまいなままだと、目に入るモノが手当たり次第欲しくなってしまうもの。それでは、モノが増えるばかりで、いつまでたっても「本当に大切なモノ」は手に入りません。
「シンプルライフ」とは、「モノがない暮らし」ではなく、「ほんとうに大切なモノのある暮らし」。
あなたにとっての「たった1つ」を大切にしてください。
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