ローコストなシンプルライフのカギは…
ガイドは、シンプルな暮らしって、お金があってもなくても、同じように送ることができると思っています。そのポイントは「時間と手間」。資本主義社会において、「時間=金」です。お金で買えるモノは、時間の塊でもあります。時間(=手間)をかけているモノは高品質で高価です。質の高いモノが欲しいなら、高い金額を支払わなければなりませんが、お金をかけたくないなら、その分を、自分の時間(=手間)で支払えばいいのです。
お金をかけないなら、時間をかけよう
・住まいがエコハウスじゃなくても、できる範囲で気長に、自力でリフォームする・デザイナー家具が買えなくても、シンプルなものなら自作したり、中古家具をリメイクして使う。間に合わせのものを買うくらいなら、なしで済ます
・オーガニックコットンの新品は少しだけ購入、手持ちの服をリメイクするなどして長く大切に使う。子供服などはなるべくユーズドを着る方が、健康にも環境にもベター
・石鹸をシャンプーにも使う、酢をリンスにも使う、歯磨きは塩とハッカ、といった具合に、安全でシンプルな素材を幾通りにも使い回す
・野菜中心の和食に切り替え、おやつは手作り、肉や乳製品は安全なものを少しだけ
・図書館や博物館、公園、公共の宿泊施設など公共の財産を活用して、上手にレジャーを楽しむ
「お金をかけない」→「お金で買えない」
どうですか? お金をかけたシンプルライフと比べて、暮らしの質という点で遜色はありません。派手じゃないけど、地に足のついた、温かな暮らし。時間や手間がかかる代わりに、家族の結束が高まり、高度な知識と技術が身につきます。そして、二つとない自分たちだけの暮らしが作れると思いませんか? それは、お金をかけていないからというよりは、お金では買えないからなんです。ただ、お金をかけないシンプルライフは、時間と手間がかかるところがネックです。ゆったりした暮らしを目指す、セカセカしないライフスタイルが合う人に向いていますね。節約生活とも、沢山の共通点がありますから、将来のために貯金をしたい、かつ、質の高い暮らしを楽しみたい人におススメです。ガイド自身も、部分的にこっちを目指しています。
時間も手間もかけられないなら?
もう一つのポイントは、
「足さずに引くこと」。
何かを買うことで片付けようと思わないことです。収納に入りきらないモノに悩んでいるなら、収納家具を買わずに、はみ出したモノの方を捨てる。素敵な何かを手に入れるより、今ある不要なモノを見極める。
それを繰り返すことで、1円もかけずに、スッキリした空間が手に入ります。
「お金もかけたくない、時間も手間もかけられない」
という人にベストな選択肢は、コレに尽きるのでは?
【関連リンク】