誰もが一度は憧れる、海辺でのシンプルライフ。そんな夢を、今まさに満喫中の若い女性を訪ねて、湘南に行ってきました。たくさんの人と分かち合う、豊かなその暮らしとは…?
海辺の暮らしはシンプルで、豊か!(©h.utsumi)

小さな海辺の家


今回お邪魔したのは、湘南・秋谷海岸にある、小さな一軒家。バス停の脇の路地を、海に向かって駆け下りたところに、古い木造住宅があります。webプロデューサーの内海裕子さんは、この家に4人の仲間とともに暮らしています。
といっても、この家で過ごすのは、週末だけ。普段は皆、都内に別の住居を持ち、都心のオフィスで多忙な毎日を送っています。

普通の一軒家。住人曰く「おばあちゃんの家みたい」

数年前、たまたまこの海岸を訪れた内海さんは、東京からほど近いロケーションに似合わぬ豊かな自然と、そこに流れていたスローな空気がすっかり気に入りました。「こんなところに住めたらなぁ」という思いは、多忙な日常の中でも、消えることはありませんでした。

男女5人、共同生活のきっかけ


去年の夏、親しい友達数人と語っていたときのこと。
「海のそばに住むっていいよね~」という話がいつの間にか、
「じゃあ、物件捜すか!?」
というノリに急展開、たちまち内海さんも含め女3人、男2人が集まりました。
5人集まれば、若い彼らにも、セカンドハウスを持つことは十分可能です。3LDK、家賃9万円。希望に合う物件はすぐに見つかり、彼らの秋谷での週末ライフが始まりました。

トラブルフリーな共同生活のコツ

パソコンコーナーに、誰かが持ち込んだ立派な書。横書きだけど、なぜかタテ吊り

ガイド:共同生活は楽しそうですが、タイヘンなことも多いのでは?
内海:それが、全然トラブルはないんです。共同生活を始めるに当たって、最初によーく話し合い、決まったルールを徹底しているからだと思います。
ガイド:それはどんなものですか?
内海:こんな感じですね。

・メーリングリストを利用し、誰がいつ行くか、メンバーの不在時にあったことなども、情報を共有する。
・家賃、光熱費などは、キッチリ分担。会計に明るいメンバーが経理処理を行う。
・家具などモノを持ち込むときは、皆の了解を得てから。基本的に、モノは増やさない。
・各自の友人を連れてくる時は、事前に「こういう人が来ます」と告知をし、皆の了解をとる。
・町内会のゴミ出しなど、地域で負うべき責任もキッチリ分担。


内海:それと、もう一つには、メンバーが皆、あまり細かいことにこだわらない、オープンな性格なんです。暮らしを共有することを楽しめる人たちだから、うまく行っているのかもしれません。