シンプルライフ/シンプルライフの達人

達人登場・「友の会」吉比さん(4ページ目)

シンプルライフの達人が集う「全国友の会」、その中でもとりわけスッキリ美しいと評判のお宅訪問、実現しちゃいました!

金子 由紀子

執筆者:金子 由紀子

シンプルライフガイド

モノを持たなくなってわかった「モノは要らない」

「モノを持たないようになって、初めてわかったんです。“そんなにたくさんは要らない”ってことが。よく、○○を作るにはコレがなけりゃダメ!って思ってしまいますけど、そんなものは、実はそれほど多くないんです。大体のものは、何かで代用できるんです。だから、買ってしまったらおしまい! 5年でも10年でも捨てられませんから。そうですね、三度、不自由したら、買ってもいいと思うんです。あと、“安いから”“お得だから”という理由で買うのもダメ。結局ムダになります」。
ああ、何かすごく、思い当たるんですけど…。

数を決めれば捨てられる

「友の会では、“適量を決める”ということを教えていただきました。たとえば雑巾なら五枚、服なら三組、といった具合に。そうすると、自分の持ち物が把握できるようになります。自分が持っているモノがわかっていると、モノに飛びつかなくなります。だから、バーゲンで衝動買いはしません。たとえバーゲンで二枚買えると知っていても、定価で、必要な一枚だけを買います」。
確かに。そのくらいじゃないと、モノって増える一方なんですよね!

40年分の思い出がしみついた愛用の品々

達人はモノを大切にする

吉比さんのお宅には、吉比さんの新婚当時からあるモノたちがいくつも現役で活躍しています。ご主人が学生時代から愛用しているコーヒーサイフォン、重い頑丈な扇風機、お母様が新宿の百貨店で買ってくださったミルクパン…。どれも新品のようにきれいに手入れされています。ノリタケの白い食器は一枚も欠けていないし、吉比さんのお父様が使っていたのと同じイギリス製のストーブは、メーカーが存在しなくなった今も、同様の芯をイギリスから取り寄せて使っているそうです。
「娘が、同じものをアンティークショップで見つけたって(笑)。このストーブ、安全だし燃費もいいし、何より、父が使っていたのと同じものを毎日眺めて暮らせることがうれしいんです」。

取材の中で、人生の、そしてシンプルライフの先輩として、ホントーにためになるお話を聞かせていただきました。吉比さんのお宅の心地よさの秘密、もっともっとありますからね、続編もお楽しみに!

【関連リンク】
  • 関連記事「暮らしをシンプルにする『友の会』?」‥‥吉比さんはこちらのベテラン会員さん
  • 関連記事「朝型人間になろう!」‥‥早起きからはじめよう
  • 関連記事「家計簿で記録するシンプルライフ」‥‥芸術家の家計簿物語
  • All About「家事の知恵」‥‥家事を楽しく
  • 全国友の会
  • 市川友の会
    • 前のページへ
    • 1
    • 2
    • 3
    • 4
    ※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

    あわせて読みたい

    あなたにオススメ

      表示について

      カテゴリー一覧

      All Aboutサービス・メディア

      All About公式SNS
      日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
      公式SNS一覧
      © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます