クイジナート フードプロセッサー
数あるフードプロセッサーの中でも、業務用としてのシェアが高く、また欧米でも最も優れたフードプロセッサーとして評価されているのがクイジナート社のフードプロセッサーだ。
業務用としてプロの使用を前提に作られているだけあって、その質実剛健な作りに好感がもてる。
■クイジナートの特徴
まず、フードプロセッサーの心臓とも言える、モーターには“インダクションモーター”という仕組みのものを使っている。
これは、洗濯機などで使われているものと同じ仕組みのモーターで、トルク(パワー)が強く、負荷がかかったときでも安定して回るものだ。しかも故障が少ない。
これによって、クイジナートのフードプロセッサーでは、例えば“パンをこねる”といった高負荷の作業もたやすくこなすことができるのだ。
“こねもの”など、見ていると「大丈夫かな?」というぐらいに負荷がかかるが、当然壊れることもなく、何分も連続運転ができるほどだ…。
材料を入れるワークボール部分は、航空機の窓と同じポリカーボネイト素材が使われていて、非常に軽く、かつ丈夫な作りになっている。
ただし、しばらく使うと多少白くくすんだ感じになってくる。これは素材の特性として仕方がないみたいだが、ボールの中身はキチンと見え、機能的には全く問題はない。
と、このように非常に機能性が高いものであるにもかかわらず、また同時に、非常にデザイン性に優れていることも見逃せない。
…というよりも、その質実剛健な作りが、そのまま機能美となっているに違いない。
ホワイト、あるいはシルバーのボディに、シンプルな操作ボタン類となっており、キッチンでも落ち着いた雰囲気があり、それでいてしっかりと存在感をもっている。
■ラインナップと選択
クイジナートのフードプロセッサーは、業務用をはじめ幅広いラインナップを揃えているが、家庭用としても小型から大型までタイプを選択できる。
選ぶポイントは、容量とプロセッサー機能だ。
容量は、普通の家庭であれば小型のものでもそれほど困る場面はないはずだ。もちろん余裕があるにこしたことはないが、この手のものは使いやすい場所に設置していなければ、タナの肥やしになってしまう場合も多い。
設置スペースと相談して決めるようにしよう。
プロセッサー機能としては、小型のものでは「ブレード(切る・刻む)」と「ドゥブレード(練る)」の基本的な2種類のプロセッサー機能のみとなっている。
中型以上では、この基本機能に追加して、「おろし」「スライス」「シュレッド(細切り)」などの機能も備えている。
私の場合、洗いものが増えるのを嫌って、包丁などでできるこれらの追加機能はほとんど使わないと判断したので、スペースをとらない小型の機種を選んだ。
このあたりは個人の判断だが、“フードプロセッサーならでは”の機能以外は、他の器具でも代用できるという割り切りも一つの考えだろう。
■フードプロセッサーを使う
フードプロセッサーは、ここぞという時にすばらしく威力を発揮するツールだ。
なんせ、“これでないとできない”、あるいは“手間と労力がかかりすぎる”、という作業が結構多いのだ。
例えば、チーズケーキのベースとしてクラッカーを砕くときなど、手で砕けば10分以上もかかって、しかも粒がバラバラになってしまうところが、フードプロセッサーを使えばものの数十秒だ。
また、おすすめなのが挽肉作り。普通であれば挽肉を買ってくるのだろうか、かたまりの肉を買ってきてフードプロセッサーにかければ、すごくジューシーで肉の旨味もしっかり残った挽肉料理ができる。
実は私自身、包丁で切ることが大好きなこともあり、「まあ包丁があればいいや」と長らくフードプロセッサーを持っていなかった。
それが、フードプロセッサーを手に入れてからは、料理の幅がグンと広がったというのが事実だ。
もしまだフードプロセッサーを持っていなければ、ちょっと値は張るが、プロの使用にも耐える機能的なフードプロセッサーを手に入れてみてはいかがだろうか?
きっとあなたの料理のバリエーションも格段に広がるに違いない。
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