癒しの旅/東海の癒しの旅

【伊豆・下賀茂温泉】穴場の河津桜はココ!

伊豆の早春の代名詞ともなった河津桜。南伊豆の下賀茂温泉で、一足早く河津桜が開花しました。見頃は2月半ばから3月にかけて。穴場の下賀茂温泉は本家・河津町にも劣らない見事な桜です。

執筆者:本多 美也子

 
2月下旬の下賀茂の河津桜。春一番の強風にも負けず、花びらはほとんど落ちません。今年の見頃はもう少し早いか。
伊豆の早春の代名詞ともなった河津桜
2月中旬から3月初旬まで、1ヶ月に渡り咲き続ける、濃いピンク色のかわいいらしい花です。
南伊豆町・下賀茂温泉河津桜は例年2月中旬からが見頃!

河津桜はオオシマザクラ系とカンヒザクラ系の自然交配種といわれ、1950年頃、河津町の川辺で発見されたもの。以来、育成を重ね、今では南伊豆一帯に広がっています。

 

河津桜は穴場で楽しむ

河津桜というと、河津町のものが有名ですが、ガイドが訪れたのは下賀茂温泉の河津桜。仕事で泊まった松崎町の宿の方に「下賀茂温泉の河津桜が見頃ですよ」と聞き、足を伸ばしたのです。河津桜イコール河津町と思っていたガイドですが、意外な穴場を教えていただき、さっそく行ってみました。

松崎から下賀茂までは山越えの細い県道(松崎-蛇石線)を使って車で約30分ほど。途中には松崎町が誇る国の重要文化財「岩科学校」などもあり、どこか懐かしい風景を眺めながら、ドライブを楽しめます。


下賀茂温泉の河津桜は温泉街からも歩いてすぐ。約1km続く土手沿いに咲いています。本場の河津町よりも、観光バスなどの団体客が少なく、のんびり、余裕を持って花見を堪能できるスポットなのです。

もちろん、地元温泉街の方達による売店も多数出店しますので、花見気分はきっちり満喫できますよ。

また、下賀茂温泉は菜の花も見事。河津桜の足元に咲く菜の花の鮮やかな黄色は、元気をくれる色。癒しカラーの濃いめのピンクとともに、色がくれるリフレッシュで、気持ちも華やかになれるはずです。

 
土手の両岸に植えられた桜の並木。春色の雲のようで溜息がもれます



平日だったせいか、人も多くなく、写真を撮るのにももってこい。アマチュアカメラマンさんたちが、思い思いの桜を撮っていました。
土手のすぐ脇には日帰り入浴施設「銀の湯会館」もあり、ひと風呂あびたり、時間のない人には足湯もオススメです。


暖かい南伊豆の気候と、桜の鮮やかなピンクが心地よく、ひと足早い春をのんびりと満喫できる穴場の河津桜でしたよ。まだまだ見頃が続きますので、ぜひ、でかけてみてください。

ちなみに東京への帰りに本家・河津町の桜も車の中から眺めたのですが、花木の多さや開花状況は下賀茂と同じ程度。
でも、人は上野公園のお花見と同じくらい。平日とはいえ、かなり混雑していました。
やっぱりどう考えても、「癒しの旅」には下賀茂温泉の桜をおすすめします。


<データ>
土手には菜の花も咲き、河津桜とのコントラストがまぶしい

南伊豆町観光協会
桜の開花の更新情報
■下賀茂温泉へは、東京から踊り子号で伊豆急下田駅へ。下田からバスで15分ほどです。
Yahoo!地図情報

<おすすめ宿>
伊古奈
南楽
■その他の宿、観光施設については南伊豆観光協会のサイトをチェック!

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