酒の香りと風味を愉しむ大人の甘酒
米麹の上品な甘さもいいけど、芳醇な香りとパンチの効いた舌触りを楽しめる酒粕でつくる甘酒もおすすめです。子供の頃、祖母のつくる甘酒はこの味だったせいか、どちらかというとガイドはこの酒粕派。
酒粕はアルコール分が残っているので、お酒の弱い人にはおすすめしませんが、ぷんと香りお酒のいい香りと適度な甘さが、大人の味。
酒粕は甘酒だけでなく、粕漬け、粕汁や鍋ものにも使えて便利です。
冬はちょうど日本酒の仕込みの季節。吟醸酒をしぼった希少な酒粕が出回る貴重な時期でもあります。
日本各地のおすすめ蔵元と酒粕をご紹介します。
【千葉成田 鍋店(なべだな)】
鍋店の銘酒「仁勇」の酒粕。きりっとした香りと風味が大人系の甘酒になる |
ここの蔵元は成田山新勝寺の御神酒も製造しています。
ちなみに成田山の門前のお土産店ではいろいろな甘酒を販売しています。鍋店以外は米麹ですが、漬物屋さん、千葉名産の落花生屋さんなど、それぞれに味にこだわりがあるようです。いずれも1杯100円ほどで立ち飲みですが、ちょっとした甘酒めぐりを楽しめますよ。
<データ>
清酒 仁勇 鍋店
成田山新勝寺門前 鍋店PRセンター
電話:0120-087341
営業時間:9:00~17:00
定休日:水曜
2006年2月19日には神崎の蔵元で蔵祭りが開催されます。
【信州上諏訪 舞姫酒造】
諏訪の銘酒5本。酒飲みと甘党が一緒に散策できる酒蔵めぐりを愉しもう |
この中でもガイドが愛してやまないのが「舞姫」の純米酒。このお酒をしぼった酒粕でつくる甘酒がまた豊かな香りとコクでたまらないおいしさです。冬になると車を飛ばして諏訪まで行くのが愉しみなのです。
真澄、舞姫、麗人の各社はデザイン性豊かなオシャレな店舗があり、酒の試飲や関連商品の販売を行っていますので、古い町並散策とともに、酒蔵めぐりを楽しめます。また3月には5つの蔵元と商店街が開催する「上諏訪街道呑みあるき」というイベントが開催され、試飲、お酒や酒粕の販売、街道沿いにさまざまな出店が出て、新酒の出来を祝います。
上諏訪街道呑みあるき
2006年3月24日(金) 17時から20時まで
2006年3月25日(土) 15時30分~20時まで
参加費 1000円(現地で試飲するための代金です)
【飛騨高山 酒蔵めぐり】
三町周辺の古い街並み。造り酒屋も多く、その風情も昔ならでは |
三之町にある船坂酒造店、原田酒造場など、古い重厚な建物の中で試飲を楽しめる店も多く、
もちろん酒粕や酒饅頭、アイスなど、甘党にもおすすめの関連商品をたくさん販売しています。
運がよければ、希少な大吟醸をしぼった酒粕などもゲットできますよ。
★この記事のデータなどは2006年2月時点のものです。来店の際は事前に電話などでご確認ください。
<関連リンク>
■生もとの名門『大七 雪しぼり』(All About 日本酒・焼酎ガイド)
■薬事法に基づく「化粧石けん 酒花」発売! おもしろ日本酒グッズ3(All About 日本酒・焼酎ガイド)
■奈良『春鹿』の手造り無添加酒粕石鹸“萬葉美人” おもしろ日本酒グッズ4(All About 日本酒・焼酎ガイド)
■味噌仕立ての粕汁(All About 料理のABCガイド)
■酒粕を使った漬物は素材以上の旨みが! 粕漬けの基本(All About ホームメイドクッキングガイド)