【京都 非公開寺院のお庭を観賞】
2003年11月1日~10日まで、京都非公開文化財特別拝観があります。
ふだんは拝観できない貴重な文化財の数々が公開になります。なかでも寺院の庭園は見所。めったに見られない素敵なお庭をこの機会にぜひ、鑑賞してください。
今回、公開されるお庭をいくつかご紹介します。
●大徳寺黄梅院
織田信長が初めて京の都に上ったとき、豊臣秀吉に命じて立てた黄梅院。戦国時代のキリッとした佇まいが魅力。砂と二つの石で作られた名庭「破頭庭(はとうてい)」、千利休が作った石組みが見事な「直中庭(じきちゅうてい)」など、しゃんとしたくなるお庭です。
●大徳寺孤篷庵 参考サイト
江戸初期の大茶人である小堀遠州の創建で、自身が晩年を送ったところ。作庭家として著名な遠州が造った庭は、2つの茶室と手水鉢、そしてしっとりとした木々がお互いを引き立てあう。眺めているだけで、気持ちが落ち着いてくる名庭園です。
●東福寺竜吟庵 公式サイト
三カ所の枯山水庭園が見所。石組みを龍に見立て、空に駆け上る様子を描いたり、大明国師の故事を見立てた庭など、凛とした中にある躍動感が特徴。特に龍の昇天を石組であらわし、竹垣を稲妻模様にした西庭は有名で、1964年作という現代の枯山水。
ちなみに東福寺の通天橋は紅葉の名所として超有名です。そろそろ色づきはじめ、見頃は11月中旬。
★特別公開についての詳細はこちらを
京都古文化保存協会
京都市観光協会