ビジネス英会話/ビジネス英会話アーカイブ

ビジネスで使える英語を幼児から!(3)

ビジネス英語と幼児英語というかけ離れた分野をつなぐ糸を考察します!真に使える英語とは何か?その答がこれです!

竹村 和浩

執筆者:竹村 和浩

ビジネス英会話ガイド

何をいつ学んだらよいのか?

多くのビジネスパーソンにとって、英語が必要になる機会は、ますます増えてくることでしょう。また、英語ができることによって広がるビジネスチャンスも同様に拡大してくることと思われます。しかしながら、必要になってからでは、なかなか間に合わないのが、英語というスキルの特性です。

英語は、とりわけ習得に時間がかかるといわれています。

しかも、臨界期等の問題などもあり、年齢を経てからでは、習得が難しくなる学習分野と項目があることも事実です。

2011年から始まる、小学校の英語導入に関しては、まず最も重要な学習項目は、ガイドは、「発音」と「語彙」の習得であると考えています。なぜなら、論理的な思考がまだ十分に発達していない、小学生にとって、日本語とは異なる言語構造や、ロジックを持つ英語を文章で即習得するのは、やや難しいと考えるからです。

それよりも、年齢が低い時に英語に触れる、という点から考えて、まずは、それ以上の年齢になればなるほど、習得が難しくなる、英語の「音」、すなわち、「発音」をまずは習得するべきだと思うのです。

小学校英語で留意すべきこと


まずは正確な発音を身につけてから、その音の土台の上に、正確な音で英語の語彙を増やしていくべきでしょう。一気に、日本語の「声」の音で、簡単な会話の文章がいえることよりも、まずは、一つ一つ、日本語とは、異なる発声と発音で生成される、英語の音を、発音記号や、文字で習得すべきなのです。

また、年齢が低ければ低いほど、最初にインプットされた脳のデータは、後々の上書きが難しいという点から考えても、安易な英会話のまねごとは、むしろ、避けるべきであろうと思います。

今回の指導要領では、「英語に親しませる」という項目が協調されており、このために、ゲームや、お遊び要素、またコアな英語の学習項目をあえて避ける傾向がみられます。しかし、そのことの損失は大きいといわざるを得ません。

なぜ、これほどまでに、歌ったり、踊ったり、飛んだり跳ねたり、異様なまでにテンションを挙げなければ、英語に親しめないのか?

これは、常々、英語のTV番組などを見て、私が感じている素朴な疑問でもあります。

その答の一つが、音の習得の難しさにあるのではないかとガイドは考えます。
幼児英語とビジネス英語
幼児英語とビジネス英語のつながりとは?
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