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速読の英語入門 (1)(2ページ目)

仕事で使う英語、ビジネスで使う英語のスキルとして、速読の英語が注目を集めています。どのように英語を読めば速く読めるのでしょうか?

竹村 和浩

執筆者:竹村 和浩

ビジネス英会話ガイド

英語を頭から読む!

よく言われることですが、英語の文章は、頭から読むことが大切です。主語+動詞のロジックの流れを大切にして、誰が(主語)、何をしたのか(動詞)、の文の構造を押さえつつ、そのまま頭から読んでいくのがポイントです。

次に、意味の塊を捉えながら読むことが大切です。
英語では、意味の塊は、sense groupと呼ばれますが、これはしばしば、息を吐く際の区切りともなりますから、別名、breath groupとも呼ばれます。

このsense group とbreath groupを意識しながら、そのまま飲み込むように、意味として把握しながら読むのが次のポイントです。このとき、いちいち訳さず、そのままで飲み込むように読む。すると次第に、そのような読み方に慣れてくるようになるはずです。

さらに進んだレベルでは、息が続く限り音読するという方法もあります。
これは息の速度を速めるトレーニングにもなりますが、意味の区切りを息で感じながら読むことで、意味を把握しやすくなります。

さらに進んだレベルでは、最終的には、音を一切消して、速読するのが理想であると言われています。音読するとその分スピードが落ちるので、最終的な段階は、眼だけで文を追うことが必要です。

まずは、主語・動詞のロジックを掴みながら読むことと、訳さずに、意味の塊をそのまま飲み込むように掴んでいく。この2点を意識すれば、速読の基礎ができたことになります。とりわけ、日本語と英語は語順が異なるため、慣れるには時間がかかりますが、一旦、身につくと、英文を頭から訳さずに意味を掴んでいけるようになります。

名著、『速読の英語』と共に、是非、英語の速読にチャレンジすることをお勧めいたします。
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