英会話に欠かせない "sound"
sound は会話に欠かせない単語です。これまでも sound についてはいくつかの表現をご紹介してきました(Sounds を使いこなせばこんなに便利)。たとえば相手の話を聞いて、なかなかいい話だな、と思ったときには
Sounds good.
と言うことができます。これは
It sounds good.
の"It"を省略したものです。
さて今回ご紹介するのは、このような言葉を引き出すために、自分の話を相手がどう思うかを sound を使って尋ねるケースです。
今度は "sound" で相手に聞いてみよう
「その話は良さそうに聞こえる」を It sounds good. と表現することから、これを疑問文に変えて、How does that sound?
と尋ねれば、
「どう思う?」
という意味になります。ここで that はそれまでの自分の話の内容を指しており、it ではなく that を用いるのが通例です。また does を短縮して
How's that sound?
と言えば、よりネイティブっぽい感じが出せますね。たとえばこんなふうに使います。
女の子: Where should we go for our next date?(どこにデートに行く?)
男の子: Disneyland! How's that sound?(ディズニーランド!どう、これ?)
女の子: Sounds great!(いいわね!)
それでは以下で具体的な会話例を見てみましょう。
娘:If I assume that global warming causes the sea level to rise by 1.2m, then....(地球温暖化による海面上昇が1.2mと仮定すると…)
娘:This theory won't work.(この理論じゃうまくいかないわ)
母:Hey, are you thinking about how to save the earth again?(ねえ、また地球をどうやって救うのかを考えてるの?)
娘:Oh, I see! I just need to double the second coefficient.(あ、わかった。2つ目の係数を2倍にすればいいんだわ)
母:Second what? Anyway, let's have lunch. I made rice balls. How's that sound?(2つ目の何?とにかくお昼にしましょう。おにぎりを作ったのよ。どお?)
娘:Mom, I discovered a new theory for solving the environmental problems. How does that sound?(ママ、環境問題を解決する新しい理論を発見したのよ。どうよ、これ?)
母:Oh, that sounds great. But what about my rice balls?(えー、それはすごいわね。でもママのおにぎりはどうよ?)
自分の主張に対して相手がどう思っているのかを尋ねるとき、How does that sound? は決まり文句として使える文章ですから、ぜひ覚えておきましょう。