エトセトラはラテン語だって知ってた?
「~など」という意味の etc. を「エトセトラ」と読むのはほとんどの方がご存知のことでしょう。etc.
には最後に点「.」がついていますが、このことからも etc. はもっと長い言葉を略して書いていることがわかります。
etc. を略さずに書くと
et cetera
となります。たとえば次のように使います。
I've been to New York, Boston, Chicago, Washington D.C., etc.
(ニューヨーク、ボストン、ワシントンDC、などに行ったことがあります)
Inform us in case of any change of your phone number, address, etc.
(電話番号、住所等に変更がある場合はお知らせください)
etc. が文末に来るときは、省略を表す「.」とピリオドが続くことになりますが、ピリオドだけを打ちます。ところでこの
et cetera はラテン語です。「~など」を表すのにラテン語しか使えないかといえば、そんなことはありません。etc.
は英語の
and so forth
and so on
などで置き換えることができます。たとえば、
In the zoo we can find lion, tiger, elephant, giraffe, etc.
In the zoo we can find lion, tiger, elephant, giraffe, and so forth.
In the zoo we can find lion, tiger, elephant, giraffe, and so on.
(動物園ではライオン、トラ、ゾウ、キリン等々を見ることができます)
これらはいずれも同じ意味を表します。とくに文章を書くときには etc. は短く書きやすいものですが、会話の中では「エトセトラ」は言いにくく、and
so on などのほうがよく使われます。
結局何回結婚したのよ | えーと、最初がボブで、次がトム。それからチャールズにデビッド、ピーター、その他よ。とにかく覚えてないわ |
ラテン語の省略形は,etc. 以外にもよく使われるものがあります。次のページで見ていくことにしましょう。