どの国でも、TPOが大切 |
スラングは、口語英語の中でももっとも変化の激しい表現です。地域により、使われ方もかなり変わります。そのため、使っていい場所、相手などが限られ、下手に使うと失礼にあたることもあるのです。
これは日本語でも同じですよね。とくに敬語が発達した日本では、時と場所をわきまえない話し方は、人間関係をも壊しかねません。アメリカやイギリスでも、同じような注意が必要というわけです。
カッコつけるつもりが大恥 |
たとえて言うならば、中年のおじさんが若者言葉を聞きかじり、とんちんかんな場面で使ってしまって、みんなの笑いを買うといったところでしょう。
普段から使い慣れていない言葉を、なんとなくカッコいいからという理由で安易に使ってしまうと、こういうおじさんと同じ目にあってしまいます。これは、英語を話せないということよりも恥ずかしいことです。使わなくても何の支障もないスラング。要注意です。
私の経験 |
たとえば、映画などでよく耳にする How come という表現。これは、Whyに近い意味ですが否定的ニュアンスをもっていて、たとえば
How come you like pumpkin?
(なんでカボチャなんかが好きなの?)
などと言ったりします。 ⇒ところが実際は・・・(次ページ)