コールセンター
コールセンターのメッカ、沖縄発のコールセンター資格制度とは?
電話番号案内、PCのユーザーサポートなどのサービスや、通信販売、保険などの多種多様なセールスに至るまで、顧客との電話対応業務を専門的に行う部門、コールセンター。今や、企業活動に欠かせなくなっているこのコールセンターのオペレーター向け新資格が、沖縄の地でスタートします。
「沖縄県コールセンター資格認定試験」と名づけられたこの資格、名前を見てもわかるように、堂々「沖縄県推進資格」が謳ってあります。今回は10月の試験開始に向けて、現在出願受付中のこの「沖縄県コールセンター資格認定試験」をチェックしておきましょう。


コールセンター新資格を沖縄県が推進するワケ

ところで、コールセンターの資格制度が、なぜ沖縄県で推進されるのでしょうか?

現在、50社にも及ぶコールセンターが立地すると言われる沖縄県。
1990年代以降、それまで企業内で行われていた電話対応業務が専門化され、「コールセンター」として分化されるに伴い、アウトソーシングされたコールセンターが、人件費や土地代の安い地方に進出する例が急増しました。この動きは、コールセンター誘致によって雇用の受け皿を確保したい国や地方自治体の思惑ともマッチしたため、それらの後押しのもと、特に沖縄県、北海道など雇用情勢の厳しい地域でのコールセンター事業立ち上げが相次ぐことになります。

これらの動きは、雇用拡大をもたらした一方、その8割以上が非正規労働者と言われており、正社員との賃金格差、長時間の拘束による厳しい労働条件、キャリアパスの不透明さ、それらに伴う離職率の高さなど、しばしば問題が指摘されてきました。

そんな中、全国でも有数のコールセンターを抱える沖縄県が、業界団体などと連携し2007年頃から検討してきたのが、コールセンター向けの資格制度。昨年秋からは、試験問題作成への協力やモニター事業参加を呼びかけ、複数のコールセンターがモニター企業となって資格制度の現場活用を検証してきたそう。そして、いよいよ沖縄県からの委託を受けた県外郭団体の雇用開発推進機構(エンパクト)により、初の資格試験が実施されることになったのです。


 >>次ページで「沖縄県コールセンター資格認定試験」の概要をご紹介します。