「貸金業務取扱主任者」の概要

さて、「貸金業務取扱主任者」は、その役割を「当該営業所又は事務所において、貸金業の業務に従事する使用人その他の従業者に、貸金業に関する法令の規定を遵守して、貸金業の業務を適正に実施するために必要なものを行わせるための助言又は指導を行う」と法律で規定されています。
当然ながら、企業側も、主任者が助言、指導の職務を遂行できるように配慮し、その他の従業者も主任者の助言、指導に従うように義務づけられています。

このように大きな「権威」を持たされるゆえに、「貸金業務取扱主任者」の試験範囲は、「法及び関係法令に関すること」(貸金業法、出資の受入れ、預り金及び金利等の取締りに関する法律、利息制限法など) 「貸付け及び貸付けに付随する取引に関する法令及び実務に関すること」(民法、商法、会社法、手形法・小切手法、民事訴訟法、破産法など)「資金需要者等の保護に関すること」「財務及び会計に関すること」と多岐にわたる内容。なかなかの難関資格になることが予想できます。

業界必須の資格だけに、一定期間が過ぎれば当然資格ホルダーも増えますが、試験開始直後の受験で、難関を乗り越えて社内第一号にでもなれば評価アップは必至。
気になる試験の概要は以下のとおりです。

◆試験概要◆
試験概要筆記試験:
四肢択一、マークシート式50問(120分)
1. 法及び関係法令に関すること(28~30問)
2. 貸付け及び貸付けに付随する取引に関する法令及び実務に関すること(12~14問)
3. 資金需要者等の保護に関すること(4~6問)
4. 財務及び会計に関すること(2~4問)
※資格試験に合格後、登録申請を行い、登録完了の通知を受領して初めて、貸金業務取扱主任者として活動することができます。資格試験の合格証書を受領しただけでは、貸金業務取扱主任者としての活動はできません。
受験料8,500円
受験資格特になし
試験日程第1回試験:8月30日
第2回試験:11月22日
受検地札幌、仙台、千葉、東京、埼玉、横浜、高崎、名古屋、金沢、大阪、京都、神戸、広島、高松、福岡、熊本、沖縄(全国17地域)
※受験申込者は希望試験地を選択することができます。

※公式サイト
日本貸金業協会:貸金業務取扱主任者資格試験
試験に関する詳細は、必ず上記をご確認ください。




「必置義務」があるだけに、「貸金業務取扱主任者」が今後安定的な人気を確保することは間違いありません。まずは、8月に行われる第1回試験の受験者数、合格率などの試験データに注目したいですね。
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