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どうなった?「あの新資格」のその後(2ページ目)

ここ数年多くの新資格や検定試験が誕生、当サイトでも紹介してきました。今や資格・検定も競争時代に入り、将来性を占う上でも「その後」が気になるところ。注目の「あの資格」の現在は?

いぬかい はづき

執筆者:いぬかい はづき

仕事に活かせる資格ガイド

あれから5年……2004年の新資格の「その後」は?

新資格ランキングにランク入りしたあの資格、今はどうなってる?まずは今から5年前、ランキング掲載を始めた2004年生まれの資格に注目してみましょう。

◆2004年の注目新資格ランキング◆
1位:知的財産検定
2位:ビジネス著作権検定
3位:MCAセキュリティ
4位:証券外務員資格(二種外務員資格試験)
5位:STEP BULATS
※「注目新資格ランキング2004」より


■将来有望、人気も安定しているのは?
「知財元年」とも言えるこの年、関連資格も相次いで誕生しました。
そんな中でも、特にめざましい発展を遂げたのが「知的財産検定」(2004年3月スタートでしょう。昨年、誕生して4年という短期間で国家検定である技能検定に移行、今は「知的財産管理技能検定」として人気を集めています。
もうひとつの知財関連検定「ビジネス著作権検定」(2004年2月スタート)も、今年6月の試験で第16回と確実に回を重ね、企業などの団体受験もさかん。こちらも健闘しているといえます。

一方、2004年は企業の情報漏えいなど、情報セキュリティの重要性が注目され始めた時期。これ以降、次々に誕生するセキュリティ関連資格・検定のさきがけとして登場した「MCAセキュリティ」(2004年4月スタート)は、この後vista版も始まり、ビジネスシーンで圧倒的なシェアを誇るマイクロソフト社の認定資格として定着しています。


■健闘はしているものの、ややトーンダウン?
一時は派遣会社で大規模な人材養成が行われるなど、求人ニーズが拡大していた「証券外務員資格(二種外務員資格試験)」(2004年9月試験制度改定)。この年の試験制度変更で、従来は証券会社社員などに限定されていた受検対象者が一般にまで広がったため、受験者が急増していましたが、求人が一応の落ち着きを迎えるとともに、昨年以来の不況に伴い、一頃のほどの勢いは見られなくなっています。

さて今回、あらためて「そういえば、こんな検定もあったなあ」と思ったのが、「STEP BULATS」(2004年9月スタート)。英検でおなじみの日本英語検定協会が、ビジネスパーソン向けにスタートさせた検定試験ですが、5年たった今、知名度という意味では今一歩、最大のライバルTOEICには及ばず……という印象。コンピュータテストを採用、プレゼンテーションを含めたコミュニケーション能力を測定するスピーキングテストの導入など意欲的な内容だけに、今後の奮闘を期待したいところです。


>>新たに誕生したあの資格、今はどうなってる?次ページでは、2005年、2006年生まれの資格の中から、気になるものをピックアップします。
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