「MCPCケータイ実務検定」試験の概要は?
これまでこの分野では、携帯各社が独自に認定した社内資格のみであったため、携帯電話販売員のための初めての公的検定試験として注目を集めている「MCPCケータイ実務検定」。試験の概要は以下のとおりです。◆検定試験概要◆
試験概要 | 4者択一マークシート形式、50問、60分 ※ 「モバイル基礎テキスト」(MCPC監修)より出題 |
受験料 | 8,400円 |
受験資格 | 満16歳以上 |
試験日程 | 次回:2009年8月5日(水) ※受検申し込み:2009年5月25日(月)~6月30日(火) |
受検地 | 東京、名古屋、大阪 |
携帯電話販売員はもちろん、消費者相談窓口の相談員やモバイル業界を目指す情報・通信関連学科の学生など、対象者も幅広く、特に、何社もの携帯電話を併売しているショップや量販店などの販売員などに好評というのもうなずけます。
なお、検定試験合格者全員に合格証(無期限)が発行されますが 携帯電話消費者対応等を行う方(販売員等)には、「ケータイアドバイザー」のMCPC認定カードを所属する法人を通じ有料(2,100円)で発行。認定カードは有効期間2年の更新制となります。
主催者へのインタビューなどを見ると、「認定カード」を個人ではなく販売店単位での申請としたのは、このカードを悪用した犯罪などを未然に防ぐためとか。また技術刷新のスピードも速いこの分野だからこそ、更新制によって新しい知識を習得するモチベーションを高める狙いもあるようです。
昨年誕生した、医薬品販売のための資格「登録販売員」のように、これがなければ「携帯電話を販売できない」というものではないだけに、どこまで普及するのか未知数ではありますが、もともと「消費者保護」の観点から創設されたこの認定制度。私たち消費者がその意義を知ることによって、業界の意識を変えるために一役買うことはできるかもしれませんね。
※公式サイト
モバイルコンピューティング推進コンソーシアム:MCPCケータイ実務検定
試験の詳細は、必ず上記サイトをご確認ください。