アンニョンハセヨ? 韓国の絵本……興味あるけど、どうやって入手したら良いかも分からないし、そもそもどんなものがあるかも分からない……さらには、自分でも読めるのかしら。そんな風に思う方は多いのではないでしょうか。そこで、これから何回かに分けて、大人が見ても、子供が読んでも楽しめる、とても簡単な韓国のベストセラー絵本を何冊かご紹介していきたいと思います。

読み聞かせ
韓国語の絵本は、どなたが手にとっても新たな発見がたくさんあるでしょう!
私も今回この記事を書くにあたり、2歳の娘に初めて韓国語の絵本を読み聞かせてみました。すると、2歳でも言葉の響きの違いが敏感に感じ取れるらしく、不思議そうな顔をして私の顔を覗き込んでいました。そんなお話も合わせてお届けしたいと思います!

【INDEX】
・韓国のお薦めベストセラー絵本『달님 안녕』
・『달님 안녕』の楽しみ方
韓国語の絵本を子供に読み聞かせてみて
・韓国語の絵本の入手方法

韓国のお薦めベストセラー絵本『달님 안녕』

日本語と韓国語の『おつきさまこんばんは』
『달님 안녕』は、日本のベストセラー絵本『おつきさまこんばんは』の韓国語バージョン
今回ご紹介するのは、『달님 안녕(タルリム アンニョン/おつきさまこんばんは)』(ハンリム出版)です。これは、日本の林明子氏作『おつきさまこんばんは』(福音館書店より1986年に発行)の韓国語バージョン。日本で大ロングセラー&ベストセラーを記録している絵本が、韓国でも多くの子供達に親しまれているのです。

「よるに なったよ
ほら おそらが くらい くらい」

「밤이 되었네.
봐요.
하늘이 깜깜해졌어요.」

(パミ テオンネ/夜になったよ
パヨ/見てください
ハヌリ カムカメジョッソヨ/空が真っ暗になりました)

こんな一文で始まる『おつきさまこんばんは』と、『달님 안녕』。文章の一つ一つが短く、単語も身近なものなので親しみやすいですね。できるだけその情景を思い浮かべながら韓国語を話してみて、韓国語独特の響きを自分で感じながら朗読できたら最高です。

『달님 안녕』の楽しみ方

本の比較
日本語版と韓国語版の対比が何より楽しい!
『달님 안녕』の楽しみ方は、その韓国語の響きを堪能することはもちろん、日本語版『おつきさまこんばんは』との読み比べでしょう。

例えば、日本語の「おや?」が、韓国語では「어?」になっている、という些細な発見も、可愛らしい絵と共に見ることができるととても新鮮。また、「おつきさまだ」という日本語の一言が、韓国語版で「야아! 달님이 떴어요(ヤア! タルリミ トッソヨ/わあ、おつきさまが出てきた」と翻訳されていたり、「だめ だめ くもさん」が、「구름 아저씨! 안 돼요(クルム アジョシ アンデヨ/くものおじさん、やめてください)」と翻訳をされていたりと、一つ一つが楽しい発見で満たされます。

日本語の「~さん」は、「くもさん」、「猫さん」、「えんぴつさん」など動物やモノにも用いることができるのですが、韓国語の「~씨(シ/さん)」は、動物やモノに用いるととても不自然です。なので、「구름 아저씨(クルム アジョシ/くものおじさん)」と訳されているのでしょう。そんなことも勉強することができますね。

私も実際、2歳の娘に『달님 안녕』を読み聞かせてみました。 その興味深い反応について、次ページでご紹介します!