留学/留学アーカイブ

デンマークのワーキングホリデー事情(上)(3ページ目)

ワーキングホリデー体験談。今回はデンマークのコペンハーゲンでワーキングホリデーを体験しているShoheiさんに話を伺いました。デンマークでの仕事、物価、税金、文化面での日本との共通点など、盛りだくさん!

河東 英宜

執筆者:河東 英宜

留学ガイド

デンマークで英語は通じる?

ワーキングホリデー・デンマーク
オフィスで働くShoheiさん。
ガイド:デンマークは旅行では英語が通じる国として知られていますが、生活をするうえでも英語で大丈夫なのですか?

Shoheiさん:大丈夫、とも言えますが、とても苦労をするときもあります。多くのデンマーク人は流暢な英語を話せますが、基本的に発信されている情報はデンマーク語です。インターネットで情報を探したりするときも翻訳サイトを駆使して読み解いていかなければならないことが多く、部屋探しや職探しの時など、英語での応募は募集主によっては敬遠されているかもしれません。また、相手に「英語を話してもらっている、ありがたいなぁ。」という感覚は常にあります。

ワーホリメーカー向けの仕事はあるの?

ガイド:英語の問題もあるようですが、ワーホリメーカーにはどういうお仕事があるのですか?

Shoheiさん:カナダなど英語圏では、3ヶ月ほど英語を学べば多くのワーホリメーカーが気軽にカフェでバイトの経験ができますが、デンマーク語は発音が難しく、3ヶ月程度の学習では、読めても聞けない・書けても話せないというのが普通で、裏方の仕事以外に就くのは難しいかもしれません。実際、多くのワーホリメーカーは日本食レストランでのアルバイトをしています。

しかし、手に職がある人は家具工房での手伝いをしたりしています。私もプロダクトデザイナーとして単発の契約でデザイン事務所に入ることができ、現在は2カ所目を経験しています。

ガイド:やはり、手に職のある人は有利ですね。Shoheiさんはどうやって今のお仕事を見つけましたか?

Shoheiさん:主に就職活動はインターネットでデザイン事務所や企業でのデザイナーの募集を見つけてそこに応募したり、募集が無ければ直々に社長にポートフォリオ(作品集)を送ったりして行っています。今の事務所はデザイナーの方にポートフォリオを送ってアピールをしました。

一度は「つい先日数人解雇したくらいで余裕がないし、特に今はプロダクトの仕事自体が少ない」と断られたのですが、あるプロジェクトで一時的にデザイナーの手が足りないタイミングがあり、助っ人として招かれたのが始まりでした。

>>深まりつつあるデンマークへの理解>>
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます