短期滞在者も入国時の指紋スキャン&顔写真撮影の対象に
この秋からは、観光でアメリカを訪れる人もUS-VISITプログラムの対象 |
アメリカでは、2004年1月5日から「US-VISITプログラム」と呼ばれる新しい出入国管理システム(※)が導入されました。対象者が入国する際には、顔写真や指紋が電子的にデータベースに記録されます。
※US-VISITプログラムに関する日本語情報は、米国国土安全保障省(Department of Homeland Security)ウェブサイトで公開中
⇒日本語パンフレット(PDFファイル)
⇒日本語音声ビデオ(画面をスクロールすると"Japanese"があります)
当初の対象は、非移民ビザを取得して入国する外国人(一部例外あり)。アメリカに入国する日本人の9割以上は、ビザ免除プログラム(Visa Waiver Program)による短期の観光・商用渡航者で、対象者はこれまで少数派でした。そのため、プログラムの内容をよく知らない人から、留学生や長期滞在者が奇異な目で見られることもあったようです。
アメリカ政府は、このUS-VISITプログラムの対象を2004年9月30日までに、ビザなしで入国する90日以内の短期滞在者にも広げる方針を発表しています。
⇒米国国土安全保障省ニュースリリース(英語)
これにより、日本人入国者のほとんどが、入国審査の際に指紋スキャン&顔写真撮影されることになります。出国を記録するセルフサービス端末機の導入も進行中。状況は刻々と変化しています。アメリカに渡航予定がある人は、常に最新情報のチェックを忘れずに!