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ステイ先の探し方と、知っておきたいファームの暮らし ファームステイの基礎知識(2)(4ページ目)

体験型、ボランティア型、仕事型、と3つのタイプ別に、滞在先ファームの探し方を紹介します。知っておきたいファームの暮らし、ファームステイ必需品も要チェック!

執筆者:南田 登喜子

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労働時間

ボランティア型参加者に多い不満が労働時間が思ったより長かった、というもの。「思ったより」というのが曲者で、受け入れ側に最初にキチンと確認していないことが原因のほとんどだ。たとえば、前出のWWWOFのオーストラリアでは、労働時間について、「ファームによって、仕事内容によって、またシーズンによって異なる」と説明している。補足的に、「平均すると、4~6時間」と目安の時間をあげているのだが、なぜかこれを最長6時間と理解する人がいるらしい。連絡の際に、滞在OKの返事をもらったら、その時点で仕事内容や時間も必ず確認しよう。

簡単なちょっとした作業を頼んだつもりなのに、予想した時間の2倍も3倍もかかれば、結果として労働時間が長くなってしまうこともある。小さい頃からファーム暮らしの彼らにとっては、薪を割ったり、柵を直したりなんて朝飯前。普段、体を使っていない人や、釘さえ打ったことのない人は、文句を言う前に我が身を振り返ったほうがいいかも。

こんなとき、エクスチェンジに慣れている人は、自分はこれはちょっと苦手だけれど、こういうことができるから、代わりにそっちでもいいか? と交渉をする。この方法はかなり有効、かつ喜んでもらえるので、オススメだ。
 
 

●ファームステイに必要なモノ
  • 作業用の丈夫な靴(ワークブーツなど)
  • 汚れてもいい服
  • 防水・防寒ジャケット
  • 帽子、サングラス
  • 軍手
  • 虫除けスプレー・日焼け止め
ファームがあるところは、たいてい交通が不便で、買い物も徒歩では無理。隣人は遠くにちらほらいるかいないか、ましてや周りにアトラクションなんて、な~んにもない。そんなところが多い。そこで、一番必要なのは、きっと遊び心や好奇心なのだ。ファーム生活の醍醐味は、動物や自然との触れあいだけでなく、「そこにあるものだけで成り立つ暮らし」「何もないところから生まれる豊かさ」を体験して楽しむことにあるのだと思う。
  
  
【関連】ファームステイ基礎知識(1)


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