冬は医療関係資格の季節


 通常、資格関連試験が行われるのは毎年春と秋が多いのですが、医師・看護婦などの医療関係資格については2月、3月の冬季に集中するのです。
 今回は、今が旬となった医療関係資格にどういうものがあるのかを簡単にご紹介したいと思います。



 医療関係の資格は主に厚生労働省管轄の資格で、医師のようにその資格が無いと業務が行えない業務独占資格が多いのが特徴です。主な資格とその内容および試験日を以下にご紹介しましょう。
 試験日の早い順番に並べてあります。


それぞれの業務内容

名称 業務内容 2002年の試験日
保健婦(士) 保健所、学校などで健康診断を行う、保健指導を行うなど 2月21日
助産婦 妊産婦への保健指導、分娩時の介助など 2月22日
看護婦(士) 医療現場における医師の補助など 2月24日
臨床検査技士 CT・超音波などを使って、心電図検査・脳波検査などのさまざまな検査を行う。 3月1日
視能訓練士 視覚検査や、視力矯正のための訓練など 3月1日
理学療法士 リハビリ・マッサージ・温熱などの理学療法による治療 3月3日
作業療法士 手芸・園芸などの作業を通じて患者の精神的・肉体的能力の回復を促す 3月3日
診療放射線技師 レントゲン撮影や治療としての放射線照射を行う 3月4日
医師 医療業務全般(内科・外科など31科) 3月16日~3月18日
歯科医師 虫歯治療・歯並び矯正など歯科医療業務全般 3月20日~3月21日
薬剤師 医薬品の調剤・薬局での販売・製薬会社などでの医薬品の研究など 3月23日~3月24日

注)看護婦、保健婦、助産婦については現在の名称、今春以降はそれぞれ看護師、保健師、準看護師、助産師に名称が変更される予定

 
 医療福祉系資格は寒い時期に集中

 こうして見ると、医療系の資格が2月下旬から3月上旬に集中しているのが分かりますね。試験日も微妙にずれているのですが、これは掛け持ちで受験する人に配慮したものではないようです。それぞれかなり専門性の高い職業ですし、そもそも受験資格も異なります。
 ところで、これらの資格試験ですが、それぞれ専門の学校でそれ専門の勉強を何年もしてきた人々が受験するわけですが、合格率は100パーセントではありません。試験がこの時期に集中するのは、4月からそれぞれ病院などに就職することを前提にしているのだと思うのですが、もし試験に合格しなかったらどうなるのでしょうか?

 知り合いの医師に聞いた所、医師の場合、事前に入ることが決まっている病院に挨拶回りもすませているので、落ちたらまたその次の年に同じことをしなければならないそうです。直接開業する人はこの限りではありませんが、歯科医以外では最初は病院で数年間は修行をするのが普通だとか。1年ならともかく、2年以上続けて落ちたら苦しいでしょうね。

 福祉関係資格の試験時期はもっと早い

 医療関係はこの時期ですが、さらに福祉関連の資格はもっと試験日が早く、「社会福祉士」が1月27日など1月に集中します。これらの資格については試験が一次と二次の2回に分かれており、二次試験では実技試験があるのが普通です。筆記のみの一次試験が1月に集中するようです。
 来年は、これら福祉関係の資格についても調査してみたいと思います。



 「資格」ガイドサイト内の関連サイト

  医療・福祉関連の資格公式サイト

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