平成10年から働く人の主体的な能力開発の取組みを支援し、雇用の安定と再就職の支援を図ることを目的とする雇用保険の新しい給付制度「教育訓練給付制度」が設立されました。これは、厚生労働大臣が指定した教育訓練講座を受講すれば、講座終了後に受講料の8割が支給される制度です。
資格取得のための講座も多数ありますから、まさに使わなければ損な制度です。
例えば、通信教育で、(財)日本英語教育協会の英検1級講座(38,850円)を受講する場合。
後で31,080円が払い戻されますから、7,770円で受講できることになります。
この制度を使うにはいくつかの条件があります。
1.雇用保険の非保険者で通算5年以上加入していること。
または、失業した日から1年以内で、通算5年以上雇用保険に加入していた期間があること。
2.年間通算30万円以下(平成13年1月1日以前に受講開始した場合は年間20万円以下)
3.厚生労働省が認定した講座に限る
講座は、通信教育も通学どちらも認定されたものがあります。
例えば、日本マンパワー社の通信講座の場合、以下のような講座があります。
・コンピュータ系
Microsoft Office総合コース
第2種情報処理技術者受験通信講座
・ビジネス系
中小企業診断士ビデオスクール
日商簿記検定コース1級
この他1万もある通学および通信の講座を探すには、「中央職業能力開発協会」が提供している検索サイトを利用するのが便利です。通学講座・通信講座に分けて検索できます。また、ジャンル別・スクール別の検索も可能です。
http://www.kyufu.javada.or.jp/kyuufu/jsp/index.jsp
国がお金を出してくれるというのですから、使わない手はありません。
私も、「ネットワークスペシャリスト」資格の関連講座を受講する予定です。
サラリーマンの皆さんはご検討されてみてはいかがでしょうか?
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