中国語/中国語アーカイブ

台湾で「牛角」の焼肉が大人気♪ カルビって中国語でどう言うの?(4ページ目)

栄養をつけたい時、楽しいことがあった時、特に理由がなくても食べたくなる、焼肉。安くて美味しい焼肉が食べられる「牛角」、台湾でも大人気なんです!

執筆者:望月 愛生


現地スタッフとの会話は身振り手振り

―言葉の面でのご苦労はありましたか?安立さんは中国語がお得意だったのでしょうか?

いえ、中国語はできませんでした。ですから当然ながら日本人スタッフと現地スタッフとの会話がなかなか通じませんでした。日本人スタッフも、ただ現地スタッフに指示を与えるだけでなく、一緒にお店に入っていますが、立ち上げ当初は本当にコミュニケーションを取るのが大変でした。

―具体的には、どのような形でコミュニケーションを取られていたのですか?

日本人スタッフがボディランゲージと片言の英語を話し、台湾人スタッフは中国語と片言の英語と片言の日本語でコミュニケーションを取るという状態だったのです。

もちろん、通訳者の人もお願いしていたのですが、その人は事務関係の仕事に手一杯の状態で、お店のスタッフとの細かいやりとりをいちいち手伝ってもらう余裕はありませんでした。

とにかくお店にいる人間同士は、片言でも英語・日本語・中国語でもみんなが知っている言葉をつなげて、それを身振り手振りで補いながらお店をやっていきました。本当に、ダレも、ナニも通じない状態からのスタートだったんです。

聞いたり話したりだけでなく、例えばオーダーを取ってきたオーダーシートもこちらには理解できず、最初はスタッフにメニュー表を指して貰い、確認しながら料理を作っていきました。

その繰り返しの中で、次第にメニューに使われる単語を覚えていきました。

お客様との会話で最初に覚えたのは北京語の「申し訳ありません」【対不起】[dui4bu4qi3]でしたね。何かあったときにお詫びの言葉が出せないと困りますので、真っ先に覚えました。

とはいえ、お客様は地元台湾の人だけではなく、韓国人や日本人の方もいらっしゃっていたのですが、とっさにはどこの国の人かを見分けることなんてできません。ですので相手がどこの国の人であれ、最初はとにかく北京語で謝っていました。

―それでは、台湾に赴任されている期間に中国語はかなり上達なさったのではないでしょうか?

いえ、中国語での挨拶や簡単な会話は覚えたのですが、結局半年で日本に戻ってきましたので、日常会話程度ですね。
現在の台湾担当者も、英語は堪能なんですが、中国語はそれほど得意ではありません。地元の台湾人スタッフは、日本語ができる人を積極的に採用しておりますので、現在は特に不自由はありません。

―では「中国語を生かして牛角で働きたい!」とか「台湾の牛角で働きたい!」という希望のある人にはチャンスがありますか?

中国語、北京語ができる人は大歓迎です。台湾の牛角ではUターン就職なども歓迎しています。もちろん、日本の牛角でも語学が堪能な人、お待ちしています。ぜひご応募ください!

次のページは今後のビジネス展開についてです。


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