-その後も試練は続きますね。
ストーリー解説:
相手役の森川くんは、未来日記の指示で美穂さんが自分に冷たくしているとは知らず、美穂さんへの気持ちをあきらめ、香港の女の子シャーメイに気持ちを移し、恋の告白をすることを決意します。美穂さんは彼に告白のための中国語を教え、さらに彼のために1人雪山で告白の舞台をセッティングしたり、告白の場面を物陰で見守ったり…、未来日記の指示とはいえ、あまりにもかわいそうな立場を強いられます。
恋の告白の言葉として、「我喜歓(イ尓)」を、彼に教えてあげていましたが、「我愛(イ尓)」」にしなかったのはどうしてですか?告白の言葉、というと「我愛(イ尓)」を思い浮かべる人も多いと思うのですが。
その言葉がいいかなー、と思ったんです。日本語でも、好きになった人に告白するときに、いきなり「愛してます」ってあんまり言わないと思うんですよ。「好きです」っていうほうが自然かな、って思って。それで「喜歓」を教えてあげることにしました。
-話題を中国語に戻しましょう。
シャーメイさんとの中国語コミュニケーションで、どんなことが印象的でしたか?
シャーメイとはお互い、普通語でコミュニケーションを取っていました。テレビではスムーズに会話しているように見えたかもしれませんが、実際は1回では話が通じなかったこともありました。シャーメイは香港の人だから、広東語なまりが入っていて、私は北京に1年留学していたから北京なまりが入っていたと思います。通じなかったときはアル化を取ってみたり、別の表現に変えてみたりして、いろいろ言い換えてみたら通じました。
実は、わたしは広東語も少し勉強してるんで、2人で広東語で会話したこともあったんですよー。テレビでは全部カットされちゃってましたけど…。
-広東語も勉強中とは、ずいぶんがんばってますね!
美穂さんの中国語学習について、もっと詳しく教えてください。具体的に中国語の力がグッとついてきたなーと実感したのは、勉強してからどのくらいの頃ですか?
私は大学の中国語学科で勉強しているのですが、もっと中国語にどっぷり浸かりたい!と思って大学の単位互換制度を利用して1年間北京に留学しました。
会話力がついたなー、と思ったのはやはり留学時代です。世界中のいろんな国から来ているクラスメートや寮の友達とずっと中国語で会話していて、それで仲良くなったしケンカもしましたし、授業ももちろん中国語だけで行われましたから。ほとんど中国語だけで生活したおかげで、会話力はすごくついたと思います。
けれど、それだけでなく留学から帰ってきて、個人的に中国語を習いに行ったこともとても大きな力になりました。
留学時代は、とにかくコミュニケーション最優先で、通じればいい、という気持ちで話していたのですが、それを日本に帰ってきてから矯正してもらったことで、さらにきちんとした会話ができるようになったと思います。