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簡単おせちのいろいろ(2ページ目)

おせち料理の「黒豆」「栗きんとん」「黄菊の酢の物」「小クワイの空揚げ」「田づくり」など手軽につくれるもので新春を迎えましょう。

黒田 民子

執筆者:黒田 民子

ホームメイドクッキングガイド

 

おせちの中でも、黒豆は欠かせないものの一つで「まめまめしく働くことができますように」とか「まめに暮らせるように」との願いを込めて作ります。
黒豆の煮方にはいろいろありますが、簡単で美味しく、ふっくらと仕上がる方法をご紹介します。
黒豆は、丹波黒豆専門店・成瀬商店から12月に入って出回る新豆をネットで購入しました。本場丹波の黒豆は、大粒でこんなに艶やかで、ふっくらとでき上がり、やはり丹波ならではです。
今回、使ったお鍋はフランスDIVA社の鋳物ホーロー鍋です。このお鍋もル・クルーゼやBRICOと同じつくりですが、鍋の内側が黒いイージーウォッシュ加工がされているため、煮汁のアクが付きにくい特徴があります。今回の黒豆や、ジャムづくりなどアクの出やすい食品に最適なお鍋です。

 
250グラムの黒豆を煮る材料
黒豆 250g
三温糖

200g

醤油 大さじ1
小さじ1/2
重曹 小さじ1/2
1200cc
さび釘(鉄分) 2~3本
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1・煮豆作りは、2日かかりの作業になります。DIVAの鍋に煮汁の材料を入れ火にかけ、ひと煮立ちさせ、砂糖を充分に溶かしてから冷ましておきます。

  2・黒豆は軽く水洗いをしてザルにあげ、冷めた煮汁に一晩つけておきます。
     
 

今回、黒豆を煮るのにフランスDIVAのココット・ロンド22センチサイズを使いました。
DIVAの鍋は重さは約2.5キロですが、蓋の重さはなんと1.5キロ、合計すると4キロもあります。この蓋の重さが圧力なべの役目をはたしてくれます。

  3・一晩煮汁につけた黒豆を、色鮮やかに仕上げるため、南部鉄器の鉄の塊「茄子漬色出し」を入れて煮ます。なければ洗って充分油分を取った釘やさび釘を、ガーゼにくるんで使っても大丈夫です。
     
 
4・鍋を中火にかけ、アクが浮いてきたら弱火にして丁寧に取り除きます。蓋をして弱火で8時間くらい気長に煮ます。   たっぷりの煮汁で煮ることで、ふっくらとした豆に仕上がります。途中で煮汁が少なくなってきたら、お湯をさしてください。これがしわをよせないポイントです。
     
 
フランスDIVAの鋳物ホーロー鍋のデザインはこんな感じです。ル・クルーゼもオシャレですが、DIVAも魅力的ですね!DIVAは蓋のつまみも一体で、同じホーロー仕上げなので、このままオーブンで加熱もできます。また蓋の裏には、BRICOLODGEと同じように小さなピコットと呼ばれる突起があり、蒸気をしたたり落として循環させ、食材の旨味を引き出す役割があります。黒豆を煮るのにもとても役立つ機能ですね。  

5・黒豆を摘んでみて柔らかくなってきたら火を止め、冷めるまで煮汁につけおきます。
鉄塊や釘も取り出します。一晩以上 密閉容器に入れ冷蔵庫で保存し、味を落ち着かせます。

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豆の皮にできるシワを防ぐには、まず豆を選ぶことが大切です。ヒビやカケのある豆はしわができます。また、煮汁が少なくなったまま煮つづけたり、差し水をして急激な温度変化をするときにできます。 煮汁には必ずお湯で差し湯をすることと、煮上がったらしばらくは蓋をしたまま一晩置いておくことで、ご満足いただける黒豆が楽しめます。
 
(C)Dec.2003 Copyright & Photo. Tamiko Kuroda
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