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一本まるごとお料理しましょう 初カツオを楽しむ

まるまると太った初カツオは初夏を感じさせてくれる旬の魚です。家庭のキッチンでまるごと一本をさばいて、季節の味覚を楽しみましょう。

黒田 民子

執筆者:黒田 民子

ホームメイドクッキングガイド

五月は初カツオの季節です!!
養殖や輸入モノの魚が増えて、いろんな魚が、いつでも手に入るようになってきて、旬のありがたさが薄れるようになりましたが、やはり初夏の初カツオは嬉しいものですね。
5月後半から6月に入ると、カツオのお値段もグ~ンとお求め安くなって、財布を預かる主婦にとっても嬉しいおかずになります。

この頃のカツオは、まるまると身が太ってたんぱく質も多く、赤身の肉にはビタミンA・B1・B2・B12や鉄分、EPA、DHAが多く含まれています。
秋にとれる「戻りカツオ」は、脂がのってきて、これもまた格別の味をお楽しみいただけます。

こんなカツオを、一本まるごと買ってきて、我が家のキッチンでさばいてみましょう!
魚屋さんで売られている、切り身のようにキレイにさばけなくっても、いいんです!!
写真程度の小ぶりなカツオでも、自分でさばくと美味しさが全く違うことに驚かれることでしょう。

カツオも新鮮さが命です!新鮮なカツオは、魚体がつやつやに青く光っていて、エラブタを開けて見て、真っ赤なものが新鮮です。
「カツオのたたき」「カツオのおろし和え」「カツオの醤油漬け」「お刺し身」と、なんと一本でこれだけのお料理が楽しめました♪
出刃包丁でさばきます、骨がやわらかく骨にそっておろしにくいのですが、手際よく大胆にさばきましょう!

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☆準備ができたら、カツオを3枚におろします。
1・まず胸ビレを落とし、エラから出刃包丁を斜めにぐっと入れます。
  2・腹ビレをそぎ落とします。次に裏返して反対側の胸ビレも落とし、こちらもエラに沿って、ぐっと一気に出刃を入れ、頭を落とします。
     
 
3・腹を尾のところまで切り開き、ハラワタと血合いを取りだします。
刃先は背骨に当たるところまで入れます。
  4・背ビレを切り落とします。
魚体を横向きにして、背ビレの周りに包丁を入れてから、ヒレをおこし包丁で押し切るように落としていきます。
     
 
5・背ビレを切り落としたら背のほうからも包丁を入れます。
刃先は背骨に当たるところまで入れます。
  6・ここから、刺身包丁に持ち替えて、3枚におろします。
尾の方から背骨に添わせるように包丁を入れて片身をはずします。
背骨がついた片身は、やはり尾の方から背骨の下に包丁を入れて切り離していきます。
     
 
7・切った半身はまん中から半分に切り、血合いを切り、腹骨もていねいにそぎ落とします。
左手で尾の皮の端を押さえて、身と皮の間に包丁を入れて手前に引きながら皮を落とします。
  8・冷水できれいに洗い水気を拭き取っておきます。
このまま切って、お刺し身をお楽しみください。ショウガ、ワサビ、ニンニク、ダシ醤油、土佐酢など、お好みでお召し上がりください。
切り身で買ったカツオと、全く違った美味しさをお楽しみいただけます。
     
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☆カツオをさばくと大量の血がでます。さばく前の下準備として、まずキッチンカウンターに、新聞紙を3枚程度重ねて拡げます。その上にまな板を置きさばくのが私流です。 飛び散る汚れを一度に片づけられるので便利です。☆

次のページでは「エスニック風味のカツオのたたき」「カツオのおろし和え」「カツオの醤油づけ」をご紹介しています。
 
(C)May.2003 Copyright & Photo. Tamiko Kuroda
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