電子レンジ(マイクロ波)・オーブン・グリル・加熱水蒸気・スチームと、5種の加熱を組み合わせる調理と、独自のトリプルセンサーで最適加熱が自慢の「ヘルシーシェフ」。2008年度は、いち早く新製品をリリースしました。はたしてどんな新技術が搭載されたのでしょうか。では、今年の進化を中心にご紹介します。
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どんな量でも最適に焼き上げる~「はかって両面グリル」
まずは、
量に合わせて焼き加減を調整できるグリル機能からご紹介。オープンレンジは一度にたくさんのハンバーグが焼けるので便利。しかも最近は、焼き色がちゃんと両面につくグリル皿も登場し、ますます仕上がりが良くなりました。しかし、レシピと同じ分量にしないと、焼きすぎてしまったり焼き足りなかったりすることも...。とはいえ、ふたり家族なら2個、4人家族であれば4個、食べざかりの子供が居れば2つ追加で6個と、各家庭により数や量は変わるのが当たり前。そのため、どうしても手動での仕上がり調整が必要でした。そんな不満を解消したのが、この「はかって両面グリル」。食材の量により焼き時間を自動的に調整してくれるのです。
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レンジ底部のプレートに直接グリル皿が乗っているため、重さが量れる仕組み
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そもそも電子レンジは、食材を最適な温度に仕上げるためにセンサーを積んでいます。そのセンサーは、表面の温度を測るのが主流なのに対し、日立は「重さ・位置」を加えてセンシングしているのが特徴。その独自の技術をグリル調理にも生かし、量に応じて最適な加熱を実現。付属のグリル皿には脚がついていて、今までのオープン皿のように側面の溝にセットするのではなく、プレート上に置く形式。これにより、グリル皿の上にセットされた材料の重さが量れ、
数や大きさが変化しても、適切な加熱ができるようになりました。
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ハンバーグ6個でも、ちょうどイイ加減に焦げ目がつくのがスゴイところ!
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一般的には4人家族を想定しているため、ハンバーグなどは4個を標準としてオートメニューが設定されています。そこで、6個のハンバーグを焼いて見せてくれました。オープンから出したハンバーグは、6個とも程よい焼き色がつき、実においしそうに仕上がっていました。ちなみに、写真資料で2個の場合も紹介されていて、こちらも同様に程よい焼き上がりをキープ。ハンバーグ1個の量だって、その時度によって変わるものですから、これはなかなか便利な機能だと感じました!