“打込み鉄釜”が命!~日立・打込み鉄釜 日立 打込み鉄釜 圧力スチーム極上炊き 圧力+スチームと、両方を組み合わせた炊飯方式が特徴の日立ですが、今年は“釜”が命!素材と作りにとことんこだわりました。そのこだわりを始め、炊飯方式のポイントを整理してみます。 ・品番:RZ-GV100J(1.0L)/180J(1.8L) ・発売:2007年7月10日発売 ・参考価格:約8万円 ■打込み鉄釜 これが自慢の「打込み鉄釜」 溶射打込み鉄という、約2,000℃に溶かした鉄を超高速で射出する手法で、以下の3種類の違う特性を持つ層が重なりあった多層釜を実現しました。 金属鉄⇒発熱性 鉄は磁力を使うIH加熱と相性バツグン! 酸化鉄⇒蓄熱性 金属鉄に比べて熱を蓄える特性が高い 真空⇒断熱性 空洞で真空の層は魔法瓶と同じ原理 さらに、内側には熱伝導率の良い“金”の粒子と、遠赤効果のある“炭”を混ぜ込んだ「ゴールドフッ素」を採用し、米の芯まで熱を伝える釜としました。 ■圧力&スチーム炊き 圧力スチームタンクで高温のスチームを作り出します。 引き続き「圧力とスチーム」を組み合わせた炊飯方法を採用。1.3気圧・107℃の高温で粘りをアップ。フタ内部にある「圧力スチームタンク」で、140℃圧力スチームを発生させ、甘みとつやをアップします。保温時は、4時間に1度スチームを送り、乾燥を抑え、おいしさを維持するとのこと。スチームと圧力の合わせ技が生きてます。 ★ガイドの注目ポイント★ 鉄釜ならではのダッチオーブン風メニューが魅力のひとつですね。 鉄釜の特性を活かした、ダッチオーブン風のメニューが特徴。パエリアやミートローフなどもできるのは、ちょっと魅力的。炊飯器の活用度が広がりそうです。また、National同様、スチームで酸素を追い出し低酸素を保つ「低酸素炊飯・低酸素保温」機能もあり、雑穀米などもよりヘルシーに炊けるとか。なかなか多才な炊飯器です。 ★試食の感想★ 白米の保温比較。新機種はスチームの威力でしっとりを維持! 白米の保温比べコーナーでは、新機種と旧機種で保温したご飯を一緒に試食。やはり比べてみると、スチームによる低酸素保温の効果でしょうか、新機種の方が炊き立てに近く、しっとりとしていて、その差は確実にでていました。五穀米も芯までしっかり炊け、臭いもなく食べやすく仕上がっていました。しかし、パエリアは少し水っぽく、もう少しサラッとした感じが欲しかったところ。水加減を調整すれば、よりベストな仕上がりになると思われます。 【参考】日立・リリース 次は、真空炊きが人気の炊飯器です!>> 前のページへ123次のページへ