今回の最大の売りは「蒸し調理」ができること。いわゆる蒸し器レベルの性能があるとか。レンジに比べてスチーム加熱は均一に火が通るのがウリ。茶碗蒸しなどは、ムラ無くきれいに仕上がるとのこと。
取材当日は、代表レシピとして「鯛のアクアパッツァ風」というのをご馳走になりました。鯛を２尾とまわりにあさりや野菜を配した、見た目にもリッチなお料理です。これが「蒸し機能」だけで調理されたものとか。早速食べてみました！鯛はしっかり火が通り、身はやわらかく、これぞ「蒸し料理」という感じでした。あさりの出汁も加わり、とてもおいしかったです。これが、自動ボタンひとつでできてしまうなんて、本当にうれしい限りです。
スチームオーブンレンジの場合、ガスコンロに掛ける蒸し器と違い、火加減や時間を気にしなくて済みます。この『手軽にできる』ということは、最大のメリットではないでしょうか？
また、スチーム調理は、レンジやオーブンと違って、少々加熱しすぎても大丈夫！水分を補給しながらの調理のため、焦げたり硬くなったりせず『失敗が少ない』のです。これならおもてなし料理もバッチリですね。
さらに蒸し料理は油を使わず『ヘルシー』ですから、健康にもダイエットにもGood！まさに、一石三鳥といえるのでは？
◆◆まだまだあります！スチームのパワー◆◆
その他にも、スチームの威力はあるようです。今回はすべて体感できませんでしたが、簡単にご紹介いたします。
◆オーブン＆スチームの場合◆
オーブン料理にスチームを利用する例です。シュー皮やスポンジケーキの仕上がりがスチーム効果により、随分違うようです。
シュー皮は、焼きはじめにスチームをかけることで、表面が堅くならずに良く膨らみます。また、スポンジケーキは焦げ目がついたあたりで、シュッとスチームをかけると、中までしっとりし、ふんわりとやわらかいケーキになるとのこと。
しかも、このスチームを入れる量とタイミングが、自動コントロールでプログラムされています。ボタンひとつで簡単に失敗なくできるのはうれしいですよね。
◆グリル＆スチームの場合◆
ヒーターで焼くグリル機能にスチームをプラスすると・・・スチームの熱で、食品が中まで加熱されます。このスチーム効果で、表面ばかり加熱されることなく、満遍なく火が通るのです。目玉焼きの時にする差し水と同じ原理です。
代表的な調理としてはハンバーグ。スチームで加熱することにより、半生にならず、きちんと中まで火が通りジューシーに、そしてまわりは程よく焦げておいしくなるそうです。フライパンで焼くより、ずっと手間がかからず便利そうです。家庭料理の定番ですから、ありがたいですね。
では、果たしてスチームオーブンレンジは買いか？
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