フランス/フランス関連情報

続グーグルで行くお手軽パリ、フランスの旅(3ページ目)

ジェット機のコックピット気分でフランス上空へ。あのモンサンミシェルを下に見てぐるっと旋回。さらにロワールから南仏へ。こんなリアルなパリ、フランスの旅を実現してくれるのがグーグルアースです!

執筆者:赤木 滋生


南仏だって超簡単!

フラミンゴが舞い、白馬が駆ける大湿原、カマルグ。今でも人の住む特徴的な民家はまるでおとぎ話の世界に迷い込んだかのよう。
ピーター・メールが「プロヴァンスの12ヶ月」で南仏プロヴァンスを紹介して以来、ぐっと観光客が増えたのがアルル周辺。そのアルル近くでも広大な湿原の広がる自然の宝庫がカマルグ。今も湿原保護のため自家用車を締め出し、ピンクのフラミンゴはじめ多くの野鳥や白馬がゆったり暮らしています。中心のサント・マリー・ド・ラ・メールはフランスというよりむしろスペイン。ちょっとエキゾチックな雰囲気は魅力的です。そしてここだけの独特なフォルムをもったかやぶきに白壁の民家で泊まることもできます。

 カマルグのことなら白馬にまたがり湿原を駆ける

ごつごつとした奇岩に築かれた砦はボー一族の夢の後。
いかにも無骨で荒々しい岩山に城を築き栄華を誇ったのがボー一族の根城、レ・ボー。それと好対照に、清水の湧くフォンテーヌ谷には多くの快適な宿と上質の料理を提供するオーベルジュが並んでいます。ここでレ・ボーのお城だけを見学してそそくさと次の目的地に向かうなんてもったいない。ぜひとも1泊といわず何泊もしていただきたいものです。

 レ・ボーのことなら心からくつろげる宿オーベルジュ

炎の画家ゴッホが療養した聖ポール療養院は永く見学を拒んできたが、近年、観光客を受け入れるようになった。
レ・ボーから意外に近いのがサン・レミ・ド・プロヴァンス。芸術の薫り高いこざっぱりした町のはずれにぽつんと立っているのが聖ポール療養院です。元は修道院だったこの病院は、病気の悪化した炎の画家ゴッホの治療を行ったことで有名になりました。治療中であるにもかかわらず、彼の制作意欲はますます盛んで、あの糸杉など名作がたくさん生み出されたんだそうです。

すぐ南に見えるのがローマ時代の街並みがそのまま発掘された、グラナムです。入口にある門などはゴッホの時代にもありましたが、現在ある大きな町並み跡はゴッホがイーゼルを抱えてよいモチーフを探し回っていた頃には土の下、ただの野原だったようです。

 サン・レミのことならサン・レミでのゴッホ

ドーデの描くプロヴァンスの世界そのままに今もミストラルの吹きぬける丘にそびえる風車小屋。
サン・レミを西に、タラスコン方面に向かうと小さな村に入ります。松林の茂る小高い丘には常に吹き抜ける強い風を利用した風車がいくつも立っています。ここはフォントヴォイユの村。詩人、ドーデの描く「風車小屋だより」の舞台になった村です。近づいてみてください、はっきりと風車の4枚の羽根が確認できますね。少し上に丸いものが見えますが、これも昔は風車だった石積みの跡です。現在は機械で粉を挽くために風車はすっかり廃れてしまいましたが、昔は風の通り道だったフォントヴォイユの丘には、たくさんの風車が勢いよく回っていたようです。

 フォントヴォイユのことならフォントヴォイユの風車小屋
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