リヴの海岸に向かってごとごと下ってゆくケーブルカー。ヨットハーバーや漁業エコ博物館に行くには一番の近道。2股に分かれた中間地点で、下の車両をやり過ごすところ。 |
このケーブルカーが出来たのは1888年。120年近い昔からトノンの人々を運び続けているんですね。湖畔の駅舎はほぼ完成当時のままの姿のままで、こちらは最新のシステムを組み込んだケーブルカーをオペレートしています。
INDEX
■ケーブルカーに乗れない!
■ベル・エポック。120年変わらず行ったり来たり
■お湯だお湯だ、って入れないのか、あーあ
■遊ぶも良し、食べるも良し
■トノン・レ・バン情報
ケーブルカーに乗れない!
奥は市役所、手前がゾナ美術館(Musee de Sonnaz)。右下に見えるのが、こちらケーブルカーの看板。 |
お、入口に何か書いてある。なになに、ご乗車の方はインターホンでご連絡ください、か。んー、仕方ないなボタンを押してと、
「すみません、ケーブルカーに乗りたいんですけど。」
「あ、はい、すぐに開けます。」
グラン・パレを思わせるベル・エポックというか、懐かしモダンなガラス張り駅舎はすでに3代目。階段を下りてゆく、まるで地下鉄のような造り。 |
2つの車両は丘の上の駅にある滑車でつながれているから、それぞれ同じくらいの乗客が乗っているとほとんど動力がいらないで行き来できるわけだ。もちろんちょうど線路の中間地点でポイントがあって、2股に分かれた線路で上下の車両がやり過ごせる訳だね。おっ、下の車両が来た来た。