フランス/フランスの観光・世界遺産

やっと来ましたシャルトルーズ。後編はカーヴ潜入 早春、リキュール蔵元を訪ねる(4ページ目)

霧、そして雪。さんざん迷ったあげくやっと着きましたシャルトルーズ。いよいよ地中深くカーヴに潜入、神秘のベールに隠されたその門外不出の製法を垣間見ます。え、カメラも持ち込み禁止なのか!

執筆者:赤木 滋生

古く11世紀にさかのぼるグラン・シャルトルーズのルーツは山を切り開き木を売ることから始まり、やがて鉱山、農作物と続く。そしてシャルトルーズリキュールが完成したのが1737年。その後すぐにヴェールが生みだされ、あっという間に世界中に広がった。
怪しいフード姿の修道僧は世界にたった3人しかいないシャルトルーズのレシピを知る者の一人。ただしこれはロウ人形。現在もグラン・シャルトルーズ修道院とヴォワロンのカーヴはコンピューター回線で結ばれ、厳密なオペレーションがなされている。
修道院は経営も安定し豊かになったが、今度は1903年、なんと迫害を受け教団自体がフランスから追放されてしまう。おかげで修道院はスペインに逃れ2つのシャルトルーズが乱立するなど大変な時期もあったそうだ。

その後1930年、シャルトルーズ修道院は再びフランス国内に復活、現在ではシャルトルーズの製造はすべてヴォワロンに集約されている。そして今もなおさまざまな薬草香草の抽出ブレンドだけは、山奥のグラン・シャルトルーズ修道院内で極秘に行われている。ヴォワロンのカーヴ内での醸造、ブレンドの管理もオンライン回線を通じて修道院から行っているそうだ。

いよいよテイスティング


真っ暗な映写室からほぼ真っ暗な貯蔵所、醸造所を経て最後に連れて行かれたのは光りあふれるバー。カウンターや棚にずらっと並んだのはすべてシャルトルーズ。あれ、こんなにあったんだ。基本のヴェールとジョーヌはもちろん、長期熟成物やジェネピ、ウォールナッツ、ベリーなど種類も様々。ロックにすればロングでいただけるし、水で割れば白濁して又風味が変わり飲み方も様々。お好みのものを頼めば作ってもらえる。ただしいくら甘くて口当たりが良くても、アルコール度数はとっても高い。うっかりすると足を取られるので気をつけなければ。んーむ、きりっと冷やしたブルーベリーがうまい。鼻からふわっと抜ける香りがなんとも心地よい。

もちろん、直売所も充実。とにかく高い事で有名なシャルトルーズ、せっかくはるばる日本から来たならお土産に買わないと損!半値以下。いやそれどころか日本で売っていないものもあるので冷やかしにだけでも寄って行かなきゃ。そうそう、ミニボトルがもらえるお得情報も、くわしくは次のページ、シャルトルーズ情報局を。
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