フランス/フランスのおすすめエリア

パリが東京ならリヨンは関西、ほんま、おもしろいでー リヨン、着倒れ食い倒れ(1)(3ページ目)

リヨンは街ごとぜんぶ世界遺産。歴史あり文化あり。食べておいしく着て楽しい着倒れ食い倒れの町。丘の上から見下ろせば、眼下に広がる込み入った旧市街と、川向こうの整然とした新市街のコントラストが楽しそう。

執筆者:赤木 滋生

聖ニジェール教会。新市街、ショウウィンドウの谷間にもりっぱな教会が
新市街といっても町の歴史は古く、18世紀から計画的に進められた街づくりは整然として、パリと肩を並べる美しさ。高さをそろえ彫刻で飾られた建物は趣があり、多くの博物館や文化財が点在しています。それもそのはず、旧市街も含めてこの2つの地域全体が世界文化遺産に指定されているんですね。

もう一つの楽しみは夜。別名光の町リヨンの夜は文化財や広場が様々な意匠をこらしてライトアップされ、はなやかな夜の街歩きを楽しめます。それもただ照らすだけではありません。イベントごとに違う色をつけたり、絵を描いたりと遊び心いっぱいに魅せてくれます。予定を組む時には忘れずイベントチェックしておきたいですね。


リヨン着倒れ食い倒れ


路地の這いまわる旧市街は頭の上だって見逃せません。面白いカンバンや飾り付けがいっぱい
リヨンは昔絹織物の中心地として栄え、高級な服飾関連の産業が育ってきました。その歴史から着だおれの街として繊維博物館や装飾美術博物館など個性的な博物館がそろっています。世界をリードするフランスの最新モードやファッションも長い歴史と伝統によってつちかわれたフランスのセンスのたまもの、おしゃれに興味のある方は、ぜひその秘密をこれらの博物館で確かめてください。

そしてなんといっても世界中に知られているのが、食いだおれの街リヨンです!有名なポール・ボキューズはじめ名だたるシェフが腕を競う有名店がずらり。しかもうれしいことに、必ずしもミシュランの星付レストランでなくとも、庶民的なレストランにもおいしいところが多いこと。キーワードはブション(Bouchon)。言ってみればフランス版ホルモン料理(つまり放るもん、屑肉や内臓をおいしく料理すると言う意味)、まさに食いだおれですね。

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