フランス/フランスのおすすめエリア

サヴィニー村散策 そうだボーヌへ行こう!(4)(2ページ目)

シモン・ビーズのあるサヴィニー村はロワン川のほとり、瀟洒なシャトウを中心によく手入れされた家々が集まり、愛らしい教会前の広場には澄んだ泉が湧いています。

執筆者:赤木 滋生

14世紀に建てられた元男爵家のお城
もともとこのサヴィニー村の歴史は古く、3世紀頃にはコンスタンチヌス大帝が通った街道として今も200メートルほどが昔のまま残っているほどです。お城の建造は1340年。元はユード伯爵家の居城でした。

その後17世紀にはコート・ドールワイン生育委員会の会長の所有となり、ワイン技術の研究施設として重要な役を果たした後、1979年から現オーナーのものになりました。


お城の地下にはもちろん大きなカーヴがあり、現在もたくさんの樽とワインの詰まったビンが眠っています。また、1階、2階はレセプションやパーティ、結婚式など催し物会場として使われています。

広大な庭は、あれれ?
古いお城から南に広がる広大な庭をながめると、あれれ?そこに展示されている、もしくはころがっている(?)のはどうもワインには似合いそうもない大量のジェット戦闘機。そのまた向こうには、レーシングカーコレクションや模型博物館。かなり道楽もスケールが大きいようです。



サヴィニー村散策
この町の中心にそびえる教会の塔は15世紀に建てられたものですが、元あった12世紀のロマネスク様式の教会跡の石を利用して建て直されたものです。下の部分は正方形で上部が8角形になっている様式はジェノヴァによくある聖ジョン教会の尖塔と同じだそうです。
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます