1.モネの館
 2.日本風庭園
 3.ジヴェルニーからルーアン


モネの館

モネの館は鉄道跡に造られた県道の北側にあり、高い塀に囲まれています。館の南に花壇が広がり4月始めから10月末までの開館期間中は色とりどりの花で我々を迎えてくれます。睡蓮で有名な池と日本風庭園は県道の南側、うっそうと茂った木々の間に美しい水をたたえ、遊歩道が周囲に巡めぐらされています。ジャパンブリッジと呼ばれるアーチ型の橋を中心に、モネによって描き出された多くの睡蓮の浮かぶ庭を楽しむ人々の列は絶えることはありません。

南北の庭は地下道によってつながっており、個人で訪れた場合は北東の隅にある入口から、団体の場合は県道北側沿いの屋敷の敷地の西端から入場することになります。

個人入口のある旧道沿いには数軒のホテル兼レストランや店画廊などが軒を連ね、さらに西に行くと印象派以降のアメリカの、特にモネの影響を受けたり、モネにゆかりのあるアメリカの画家の作品が集められたアメリカン美術館があります。

さて、個人入口から中に入るとすぐ右手にピンク色をした壁の大きな屋敷が目に入ります。この中にはモネが愛した多くの日本の江戸浮世絵が展示されています。印象派の画家たちが世に出た当時、彼らの間には日本の浮世絵始めとする和風文化がもてはやされ、高価であったこれらの作品は、成功のステータスでもありました。ゴッホ始めとして、生前に恵まれることの無かった画家たちがわずかの作品しか手にすることが適わなかったのに比べ、いかにモネが成功したかがわかります。

北側の庭に広がり花壇はシンメトリー(左右対称)に配置され、あまり人工的な造形を好まぬモネの好みを反映し、出来るだけ自然のままの、光と色にあふれた華やかな花と緑の世界が演出されています。