白髪染めとその後のケアを正しく行えば、きらめく髪に! |
白髪染めはヘアカラーの一種
基本的には、白髪染めはヘアカラーの一種です。白髪を染めるヘアカラーを「白髪染め」と呼び、黒髪を染めるヘアカラーと区別しているだけなのです。白髪染め、ヘアカラーの仕組み
白髪染めやヘアカラーは永久染毛剤と呼ばれるもので、一般的に1剤と2剤を混ぜ合わせて髪に塗布します。クリームタイプ、ジェルタイプ、液状タイプがあります。1剤には、主にパレフェニレンジアミンやパラアミノフェノールなどの染料のプレカーサー(染料前駆体)とカップラー(染料連結体)が入っており、それぞれの量や配合の割合によって、染まる色の濃さが決まります。2剤には主に過酸化水素が入っており、1剤と反応して酸化染料をつくると同時に、髪の内部にあるメラニンのブリーチ(脱色)を行います。酸化染料は髪の内部に浸透し、発色する作用があります。
白髪染めと黒髪を染めるヘアカラーでは、毛髪の色を濃くするか、薄くするか、発色させる成分の量や配合が異なります。白髪染めは白髪がうまく染まるよう、ヘアカラーは黒髪がうまく染まるように作られています。
では、ちらちらと白髪がある方は、どちらを使ったほうがよいのでしょうか。白髪が数本程度であれば、ヘアカラーを使っても構いません。生え際や分け目などにまとまって白髪が生えているようであれば、白髪染めを使った方がより目立ちにくくなります。「白髪染め」というと年齢の高い女性が白髪を黒くするために使う、というイメージがありますが、最近はヘアカラーのように、髪色を明るくする白髪染めもあります。年齢は気にせず、白髪の量や目立ち具合に応じて選ぶとよいと思います。
タイプ別・白髪染め、ヘアカラーの選び方
白髪染め、ヘアカラーは大きく分けてクリームタイプ、ジェルタイプ、液状タイプがあります。髪の長い方が全体をカラーリングするときには、ジェルタイプ、液状タイプが便利です。髪全体に広げやすく、なじませやすいので手早く染めることができます。
ショートヘアの方が全体をカラーリングする時や、生え際や根元などの部分染めをする時にはクリームタイプが便利です。液ダレせず染めたいところだけ染めることができ、必要な量だけチューブから出せるので、ムダもありません。
次ページでは、白髪染めの注意点や色持ちを良くする方法をご紹介します。