女性の白髪染め/白髪の原因と対策

「白髪染め」とヘアカラーって同じもの?(2ページ目)

白髪が気になる30代から40代の女性は、「白髪染め」に抵抗があるようで、一般的なヘアカラーをしている方が多いのではないでしょうか。今回は白髪染めとその使い方についてご紹介します。

執筆者:All About 編集部

白髪染め、ヘアカラーを上手に使いこなす法

白髪染め
手順やコツを知れば、自宅でも上手にヘアカラーリングできます
自宅での白髪染めやヘアカラー(=ヘアカラーリング)はムラになったり、うまく染まらなかったりと、なかなか上手にできないもの。塗り方や放置時間のコツがつかめれば、上手に染めることができると思います。

ヘアカラーリングをする前の準備 以下のようなものを準備しておくと便利です。
・新聞紙などのシート……床に敷いて、液が飛び散るのを防ぎます。
・タオル……首に巻いたり、肩にかけたりして、皮膚や服に液がつくのを防ぎます。
・クリーム……あらかじめ生え際、耳の裏側、襟足につけておくと皮膚を保護できます。ただし、髪や頭皮にはつけないように。
・ヘアクリップ……髪の内側から液をつけられるよう、髪を4~6ブロックに分けてとめておきます。
・前開きの服……洗い流す時に着脱しやすい服を着ておきましょう。
・ティッシュペーパー……皮膚や服、床などに液がついた際、すぐにふき取れるように手元に置いておきましょう。
 

ヘアカラーリングの手順 1.ヘアカラー、白髪染めのパッケージに書かれた手順を守り、混合液をつくります。

2.白髪が目立つ部分から液をつけます。(前→後ろ→髪全体)使用量は多めにするとムラなく染まります。ダメージがひどい毛先は染まりやすいので、最後に液をつけるとよいでしょう。

3.パッケージに書かれた放置時間を目安にして、染まり具合を確かめながら進めます。室温や髪質によって放置時間は変化します。室温が低い冬(15℃以下)や、太くて硬い髪質の方は放置時間を少し長めにしてみましょう。ただし、必要以上に長く放置すると、髪や頭皮を傷めてしまいます。パッケージに書かれた時間の範囲内で終えるようにしましょう。
 

ヘアカラーリング後のお手入れ ヘアカラーリング直後は、髪がアルカリ性に傾いており、ダメージを受けやすい状態になっています。まずはシャンプーをつけないで、ヘアカラー液を十分にすすぐことが大切です。次に、ヘアカラー専用のシャンプーやリンス(もしくはコンディショーナー、トリートメント)を使い、髪を弱酸性に戻してあげましょう。

シャンプーは髪を膨潤させ、キューティクルをはがし、内部に浸透した染料成分まで洗い流してしまいます。シャンプーの回数が多いと、色持ちが悪くなってしまいます。シャンプーは1日1回以上しないように。また、髪をゴシゴシと洗うと、色が落ちやすくなってしまいます。シャンプー剤は髪ではなく頭皮につけ、頭皮を洗うように意識するとよいでしょう。
 

ヘアカラーリングの注意点 ヘアカラーリングは髪の内部にまで染料成分が浸透するため、1~2ヶ月色持ちします。しかし、髪には大きなダメージを与えてしまいます。また、アレルギー反応を起こす方もいるので、使用する48時間前には必ずパッチテストを行うようにしましょう。

また、ヘアカラーリングは1ヶ月以上間隔を置くようにし、前後1週間は、パーマをかけないようにしましょう。何度も美容室に行くのがめんどうだからと、パーマとヘアカラーを同時にする方もいらっしゃると思いますが、髪のことを考えると避けた方がよいでしょう。
 

ヘアカラーリングの種類 白髪染め、ヘアカラーのほかにヘアカラーリングの方法として、半永久染毛剤(ヘアマニキュア、カラーリンスなど)、一時染毛剤(白髪隠しなど、スプレータイプ、マスカラタイプのもの)があります。髪へのダメージは少ないのですが、どちらも髪の内部には浸透しないため、半永久染毛剤は1~2週間程度、一時染毛剤はシャンプーや汗などですぐに落ちてしまいます。メリット・デメリットを考慮しながら、使い分けるとよいでしょう。

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