楽しいお出かけ先でノロウィルスを貰ってこないようにしたいですよね。ガイドの経験的な要注意ポイントは、動物園やデパート、駅などの「トイレ」、それも手洗いの水栓部分です。手を洗ったキレイな手で、この水栓をひねってしまうことで、再汚染されてしまう可能性が? 自動水栓のトイレでも、ドアの鍵などを触ります。充分気をつけるようにしてください。 |
このピークは例年12月~1月と言われ、まさに今! いつ罹るとも知れないウィルスと言えるでしょう。
今回は、子ども絡みでこのノロウィルスにこの3年で5回(も)罹患しているガイドの経験も踏まえ、「住まい」としてこの病気と対峙する際のコツ・対策をお伝えします。
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1.「ノロウィルス」のもたらす症状と惨状
2.「ノロウィルス」上陸前にしておきたい準備
3.「ノロウィルス」に感染してしまったら
1.「ノロウィルス」のもたらす症状と惨状
発症してしまっても、1日程度飲食を控え、よく眠ればそれほど恐ろしい病気ではありません。特に大人の場合、軽く済ませるポイントは絶食でした。子どもの場合は脱水に注意しなければなりませんが... |
ノロウィルスの潜伏期間は、およそ36時間(1~2日)です。抵抗力のある大人などでは、「漠然とした不快感」のみといった症状で済むこともありますが、多くは嘔気を感じたり、嘔吐・下痢・腹痛をともなった突発的な症状に見舞われるようです。
乳幼児に罹りやすく、流行りやすいのは、子どもは大人のように嘔気のコントロールが効かず、場所を問わずにゲリラ的に嘔吐するためでしょう。
この嘔吐物や失禁した下痢などの始末の際に、うっかり親も罹患、しかる後、ドミノ倒し式に家族全員ダウン……というパターンは何度繰り返しても悲惨です。
とはいえ、多くの場合はそれほど悪化せず、概ね2~3日で軽快します。
2.「ノロウィルス」上陸前にしておきたい準備
・容易に洗濯できない(クリーニング店などへの持込が必須の)大型の「ラグ」「ソファカバー」「クッション」等には充分注意しましょう。
インテリアや美観の点では受け入れ難いかと思われますが、その上に吐かれてしまうと余りにも難儀です。
できれば感染シーズンが終わるまで撤去して保管するか、仮にその上で嘔吐された際に、容易に洗濯のできる別の布カバーなどを施しておくことをお勧めします。
※嘔吐物の付着したラグマットなどを、そのまま黙ってクリーニング店に持ち込むのはやめましょう。ノロウィルスは、気温5度の環境で30日間生き続けるというデータがあります。クリーニング店が二次感染におそわれてしまいます。
・「次亜塩素酸ナトリウム」の入った消毒剤(家庭用では、キッチンハイターなど)を準備しておくこと。
・使い捨てゴム手袋、大型ゴミ袋などを用意しておくこと。
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