プロのヘアケアとホームケアの違い

大島さん
All Aboutヘアスタイル・ヘアケアガイドの大島 幸司さん
髪が傷んで何かケアをしなければと考えているうちに、友人の結婚式が来週に迫ってきた──そんな時、あなたならどうしますか? 自分で何とかしますか? それともプロに頼みますか?

今回は、プロによるヘアケアとホームケアは一体どこが違うのか、All Aboutヘアスタイル・ヘアケアガイドを務める大島 幸司さんにお話を伺いました。大島さんは、東京・表参道のサロン「GARDEN」の人気ヘアスタイリストでもあります。


ヘアケア製品が違う!

まず、ご存知の方は多いとは思いますが、ヘアサロンで使っているシャンプーなどのヘアケア製品は、「サロン専用(プロユース)」といわれているもので、基本的にはサロンでしか手に入れることができません。一般的に普及しているホームケア製品とは成分が異なり、高価ではありますが、髪へのダメージが少なく、1回使用しただけでびっくりするほどの仕上がりになるのが特長です。

トリートメントだけでなく、シャンプーや洗浄方法もぜんぜん違います。当サロンでは、栄養成分がぎっしりつまっていて洗浄力をぎりぎりまで抑えた、髪にやさしいシャンプーを使用しています。時間をかけて毛穴の奥までていねいに洗浄し、スプレーやワックスなどでフレーキング(蓄積)した汚れを取り除きます。同時に、シャンプーしながら、髪に潤いを与えることができます。たとえるならば、美容液で髪を洗っているようなもの。サロンならではのシャンプーなのです。

当サロンでは、「髪質改善」ということを第一に考え、「ハホニコ」というメーカーの製品を使用しています。このようなサロンで厳選した、スペシャルなヘアケア剤を入手することができる、というのもサロンへ行くメリットのひとつだと思います。

使っている機材が違う!

次に、サロンだからこそ使える機材もあります。例えば、当サロンで使っている「ナノスチーム」という機材は、水をナノサイズの霧状にして、髪に噴き付けるというもの。乾燥した髪を膨潤させ、髪のキューティクルを水の力で開かせる効果があります。髪の内部に水分を含ませると同時に、トリートメント成分を髪の奥の奥にまで浸透させることができます。水だけの力によるものなので、髪にダメージを与えることはありません。このようなケアとなると、自宅ではむずかしいでしょう。

施術方法が違う!

さらには、プロだからできる施術方法もあります。当サロンメニュー「ミルフィーユトリートメント」を例に挙げてみましょう。このトリートメントは、30分~1時間のコースで、髪の内部からトリートメント成分をミルフィーユのように重ねていくというもの。1回行うと、1~2ヵ月間効果が持続します。

自宅で行うトリートメントは、いくらたくさん塗布しても、表面をコートすることしかできません。しかし、プロは髪の内部からしっかりケアを施すことができます。ですから、効果がすぐに表れ、しかも長続きするのです。

このように、プロによるヘアケアは、髪の内部に働きかけることにより、髪の内部から変えることができるのです。そこがホームケアとの大きな違いとなります。



せっかくサロンで髪の内部からケアしても、自宅でのヘアケアを怠ってはその効果は半減してしまいます。次ページでは、自宅でのヘアケアの方法をご紹介します。