裸足に触れるフローリングって気持ちがいいですよね。じゅうたんやカーペットの肌触りもさることながら、「汚れても、すぐ拭ける」「ダニがわく心配が少ない」など、フローリング(木質系の床材)の人気はかなりのものです。
家を新築したり、マンションを購入したりするときにフローリングの広々としたリビングをイメージされる方も多いのではないでしょうか。(実は私自身もフローリング大好きで、憧れています。今の住まいは純和風なので…)。
しかし。10月も半ばに差し掛かり、日々しんしんと底冷えを感じる季節。「フローリングを裸足で」なんて特に冷え性の女性にはとんでもない話(実は私自身も酷い冷え性で…)。でもそのさらりとしたフローリングからほかほかと温かさが伝わってくれば? 底冷えなんか無縁なら?
というワケで今回は『床暖房』のお話です。
■空気が汚れない暖房
床暖房の詳しいメカニズムについては人気の『床暖房』豆知識 をまず参照いただきましょう。無理やり端折れば、「床材の下にお湯を通したパイプを通すか、電気ヒーターを張るか」という違いがあり、いずれにしても『床暖房』は、普通私たちが使っているエアコンやファンヒーターなどの暖房器具と異なり室内に“風”を起こさない仕組みになっています。
“風”が起こらないとどういうメリットがあるかというと、ホコリやダニの死骸などのハウスダストが舞い上がらないので「空気が汚れない」のです。ハウスダストを原因とする、ぜん息やアレルギーなどの症状が軽減したという声も多いようです。